第10話
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〜グランアリーナ〜
「………アリーナに出たか。はは、こういう時のお約束やと対戦相手がババーンと出て来て………」
アリーナに出て、仲間達と共に周囲を見回していたケビンが呟いたその時、なんとケビン達の目の前から今まで戦ってきた魔物達が現れた!
「んなっ!?」
それを見たケビンは驚いた。
「……………ケビン?」
「何、余計な事言ってんだよ〜!!」
リースはケビンをジト目で睨み、ジョゼットはケビンに文句を言った。
「偶然!偶然!オレのせいやないってば!ったく、誰の仕業か知らんけどあまりにお約束すぎやろ!?」
「………話は後だ!」
「来るぞ………!」
「はいっ………!」
そしてケビン達は戦闘を開始した!戦闘の末、敵達を倒したケビン達だったが、すぐに新手が現れ、新手と戦って倒した所で警戒していたその時、一際大きい魔物が現れようとした!
「チッ………しつこいわ!」
「しかも………かなりの大物みたい。」
ケビンとリースが会話をしていたその時、妖しげな光陣からかつてエステル達が旧校舎の地下で戦った敵―――ストームブリンガーに非常に似た大型の敵が現れた!
「こ、これは………」
「甲冑の人馬兵………!?」
「エステルちゃんたちが学園の地下で倒したとかいうカラクリの同類みたいやな………まあいい、どうやらこいつでラストみたいや!ぶちのめして優勝したるわ!」
そしてケビン達は戦闘を開始した!
「……………」
戦闘開始早々敵は巨大な身体を跳躍させて、ケビン達に襲い掛かった!
「おわっ!!」
「!!」
「はっ!」
「わっ!」
「っ!!」
敵の行動を見たケビン達は急いで回避し
「さあ、来るがいい!!」
ユリアはクラフト――ミラージュベルクを使用し、攻撃を無効化させた!
「行くぞ!はっ!やっ!せいっ!たぁ!!」
そしてユリアはそのままクラフト――ランツェンレイターを敵の足の一本に放って攻撃し
「行くぞっ!はぁぁぁぁぁ!せりゃぁ!!」
ユリアに続くようにミュラーはクラフト――ブレードダンサーをユリアが攻撃している場所とは別の足に攻撃した!
「そらっ!!」
「幻の檻よ!アセンション!!」
「どうだぁっ!!」
さらにケビン、リース、ジョゼットは遠距離攻撃やアーツを敵の頭の部分に放った!
「ユリア大尉、ミュラー少佐!下がって下さい!」
一方魔術の詠唱を終えたツーヤはユリアとミュラーに警告した!ツーヤの警告に従った2人はすぐに下がった。2人が下がると同時にツーヤの魔術が発動した!
「出でよ、水晶の刃!クリスタルランス!!」
「…………!?」
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