第7話
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ウスを紹介した。
「こ、こんな女の子がソロモン72柱の一柱にしてかの”冥門候”……………(”一角候”や”色欲”の大罪のソロモンの悪魔達はまあ納得できる姿やったけど、さすがにこれはないやろ…………!)」
「…………先程戦った七十七の悪魔の一匹――ベヌウと役割は似ているけど、こっちの方が断然いい。」
ナベリウスの正体を知ったケビンは信じられない様子で溜息を吐いた後頭痛を感じ、リースは口元に笑みを浮かべてナベリウスを見つめた。
「ソロモンの魔神といえば、プリネ姫とウィル殿が召喚した魔神達を思い出すが………ソロモンの魔神達は普通の”魔神”とはどこか逸脱した存在なのだろうか?」
「ま〜この娘を見たら、そう思うのも仕方ないわよ。」
ユリアの言葉を聞いたマリーニャは苦笑していた。
「それでナベリウス。元の場所に帰る為にも力を貸してくれる?」
「ん………早く………帰って……お仕事………しなきゃ………それに………セリカに………会えるかも………しれないし……………リタと……マリーニャと………一緒………嬉しい。」
「フフ、私も勿論嬉しいよ。…………という訳でナベリウスもこれからの探索に加わってくれます。見た目は普通の女の子ですけど、ナベリウス、凄く強いですよ?」
ナベリウスの返事を聞いたリタは微笑んだ後、ケビン達に言った。
「よろしくお願いします。………それにしても”星杯騎士”の私がまさかソロモンの悪魔と共に戦う日が来るとは思いませんでした。」
「(まあ、”守護騎士”のオレが既にソロモンの悪魔達と共闘してんねんけどな………)ハハ……こらとんでもない娘が味方になったな。こちらこそよろしくな、ナベリウスちゃん。」
リタの言葉を聞いたリースは頷き、ケビンは苦笑しながらナベリウスに言った。
「よろ……しく…………それと……この子とも仲良くして………ね………来て………」
ケビンの言葉に頷いたナベリウスは巨大な犬の姿をした魔獣――ケルベロスを召喚した!
「グルルルル………」
「ふ、ふえええ〜!?大きな犬さん!?」
「フフ、この子はケルベロス。私達の友達で一緒に”冥き途”を守っている仲間だよ。」
自分達を見て唸っているケルベロスにティータは驚き、リタは微笑みながら説明した。
「ブッ!ケ、ケルベロスって言ったら………!」
「”地獄の番犬”と恐れられる冥界の魔獣………!」
一方ケルベロスの名を聞いたケビンは噴き出して驚き、リースは警戒した様子でケルベロスを見つめた。
「フフ、久しぶりだね、ケルベロス。」
そしてリタはケルベロスに親しげに話しかけてケルベロスの毛皮を撫でた。
「………………」
リタに撫でられたケルベロスは無言で撫でられた
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