第7話
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したユリアは真剣な表情で黙っていた。
「まあ、そんな事より2人ともあの黒騎士っちゅう奴やあの黒騎士が言ってた事はわからないねんな?」
「そうね。」
「ええ。」
そして話を逸らす為にケビンはマリーニャとリタを見て尋ね、尋ねられた2人は頷いた。
「いずれにせよ、現時点でははっきりしないという事か………すまない。結果的に立ち入った事を聞いてしまったようだ。」
「別にいいわよ。ご主人様の過去の事はあたし達もあまり知らないし。」
「オレらの方も気にせんとって下さい。………いずれにせよ、『敵』がオレたちの出方を伺っているのは確かみたいや。この先は、これまで以上に注意する必要があるでしょうな。」
「ああ、そうだな…………よし、それでは、そろそろ探索を再開しようか。」
「あ、その前にこの中に入っているこの娘を解放しましょう。」
ユリアの言葉を聞いたリタはある事を思い出して、黒騎士が消えた後現れた封印石を取り出して言った。
「せやな………って、まるでリタちゃん、次に解放されるのが誰かわかっているみたいな言い方やけど………」
「もしかして心当たりがあるのですか?」
「ええ。」
ケビンとリースに尋ねられたリタは封印石を解放した。すると今までのように光の球が降りて来て、そこから独特の衣装を着て、頭に蝙蝠のような小さな羽がある女の子――ソロモン72柱の一柱にして、”冥き途”の門番――ナベリウスが眠っている状態で現れた!
「すー…………すー…………」
「ふ、ふえっ!?わ、わたしと同じくらいのこ、子供…………??」
眠っているナベリウスを見たティータは驚き
「………いや…………どうやらただの子供ではなさそうだ。(なんだこの威圧感は………!見た目は少女なのに、彼女にまるで歯が立たないと感じてしまう………!)」
ユリアは静かな表情で答えた後、ナベリウスが無意識にさらけ出している威圧に驚き
「……………っ………この感覚………まさか………悪魔!?」
「………落ち着け、リース。封印石から解放する前からわかっていた所を見るとリタちゃんの知り合いや。」
リースはナベリウスを睨んで法剣を構え、それを見たケビンが制した。
「フフ、まさかこんな所で会えるとは思わなかったわ。………起きて、ナベリウス。」
「へ………」
「え…………」
一方リタは微笑んだ後、ナベリウスを優しく揺すった。一方リタがナベリウスの名前を呼んだ時、ケビンとリースは呆けた声を出した。
「ん………リタ……………?…………おはよう………そして………久し………ぶり…………?」
「うん。おはよう、ナベリウス。」
そしてリタはナベリウスに現状を説明し、ケビン達にナベリ
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