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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第90話
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から攻めてくるとなると……ユミルの件同様アルバレア公爵の暴走の可能性が一番考えられるな。貴族連合の可能性も確かに考えられるが奴等は正規軍を制圧しきれていない所か、双龍橋を失った為連中もわざわざこれ以上敵を作り、自分達が不利になるような真似はしないだろうし、それ以前に”結社”の『幻焔計画』の遂行を”盟主”から託されている”蒼の深淵”が計画の妨げになるような事を許さないだろう。」
レーヴェは静かな表情で推測した。
「……………………―――レーヴェ。もし、ゲルドさんの予言通りバリアハート方面から領邦軍が攻めて来た場合は貴方はケルディックに残って兵達を指揮して出来る限り被害を抑えて。最悪建物への放火や破壊は放置してもいいから、民達の避難や身の安全を最優先にして。”結社”にいた経験によって猟兵達の行動を読みやすい貴方にしか頼めないわ。第二の”ハーメルの悲劇”を生み出さない為にもお願い。」
「…………それはいいが…………」
立ち止まると共に振り向いて真剣な表情で自分を見つめるプリネの言葉を聞いたレーヴェはかつての出来事―――”ハーメルの悲劇”を思い出してプリネの身を心配したが
「フフッ、もしかして私の事を心配してくれているのかしら?以前の私と違い、今の私は”執行者”であったかつての貴方以上の腕前はあるし、ツーヤを始めとした多くの心強い仲間達がいるわ。だから私の事は心配しないで。」
「…………確かにそうだったな……―――いいだろう。遊撃士協会にも先程の予言の話をしておく。事が起こった際に遊撃士達と手分けして対処に当たれば少なくても民達の犠牲を防げる可能性を高める事はできるだろうしな。特に”重剣”あたりなら今の話を聞けば事が起こった際に張り切り、普段以上の実力を発揮するかもしれんな。」
プリネの話を聞いて納得した後真剣な表情で答え、そしてある人物を思い浮かべて静かな笑みを浮かべた。
「フフ、確かにそうかもしれないわね。――――でも、それは貴方も同じではないのかしら?貴方も自分自身で言っていたわよね?ラヴェンヌ村の廃坑でアガットさんと自分と似た部分があるって事を。」
「………………フッ、また一本取られたな。」
そしてプリネに微笑まれたレーヴェは一瞬固まった後苦笑しながら呟いた。
〜ケルディック市内〜
「ありがとう、リィン。リィンの協力がなければ、私はこの街に襲い掛かる危機を伝える事ができなかったと思うわ。」
領主の館を出たゲルドはリィンに微笑み
「いや、お礼を言いたいのはこっちの方だよ。―――ありがとう。ゲルドの”予知能力”は本当に凄いな……そう言えば気になっていたけど、自分自身の”予知”はできないのか?そうしたら失った記憶も思い出すかもしれないのに……」
対するリィンも
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