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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第90話
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「………………」

プリネの答えを聞いたリィンは複雑そうな表情で黙り込み

「―――それで何の用でここに来た?そして何故そのゲルドとやらの身元不明の謎の魔女もこの場に連れてきたのだ?」

レーヴェは静かな表情でゲルドに視線を向けて問いかけた。



「えっと実はゲルドが臨時領主であるプリネさんに伝えたい事があるそうなんだ。」

「私に、ですか?一体何でしょうか?」

リィンの説明を聞いたプリネは不思議そうな表情でゲルドを見つめた。



「……………いつかはわからないけど、この街は複数の人達の手によって、焼き討ちされる所が”見えた”わ。私はそれをこの街の一番偉い人である貴女に伝えたかったの。」

「何だって!?」

「ええっ!?ケ、ケルディックが何者かによって焼き討ちをされるのですか!?」

「……………………シュバルツァー。その魔女は何者だ?記憶喪失である事は聞いているが。」

ゲルドの言葉を聞いたリィンとプリネは血相を変え、目を細めて黙り込んでいたレーヴェは静かな表情でリィンにゲルドの正体を尋ねた。

「その、実は――――」

そしてリィンは二人にゲルドには”予知能力”があり、実際にゲルドの予言が的中した話を説明した。



「”未来が見える”能力―――”予知能力”ですか……しかもゲルドさんの予言通り、リィンさんはユミル郊外にある雪山の墓場にてアルティナさんと”契約”し……更に領邦軍によって双龍橋に連行されたフィオナさんの件を考えると……」

「既に2度も的中しているゆえ、”灰の騎神”を使った戦闘の際にもその”予知能力”通りになった話も考慮に入れるとなると信憑性は高いだろうな。」

ゲルドの事情を聞いたプリネとレーヴェは真剣な表情で考え込み

「ゲルド……ケルディックを焼き討ちした人達はどんな人達だ?まさか領邦軍か?」

リィンは真剣な表情でゲルドに尋ねた。



「………いいえ、私達が双龍橋で戦った兵士の人達ではないわ。銃を持っていて、双龍橋の砦内にいた魔獣と同じ魔獣に命令をして街に火を放ったり建物を破壊していたわ……」

「……それだけではわかりませんね。一体何者がこのケルディックを……」

「……―――――あくまでも可能性の一つだが、”猟兵”の事を言っているのかもしれんな。」

ゲルドの答えを聞いたプリネは考え込み、ある事に気付いたレーヴェは目を細めて呟いた。



「あ……っ!」

「……確かに貴族連合は多くの猟兵団を雇っているからその可能性はあるわね………」

「?その”猟兵”という人達はどういう特徴がある人達なの?」

「……”猟兵”の特徴とは――――」

不思議そうな表情をしているゲルドにレーヴェは”猟兵
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