第9話 誰にも負けない思い
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でも....好きなんだ。アイドルが。
小学校の時からずっとずっと憧れていたアイドルが大好きなんだ
いつか私もみんなの前で歌って踊りたい。そんな夢はいつからか無理だ無理だと考え込み『私は応援してるだけで満足』と勝手に決めつけていた。
でも--「小泉さん」
「は、はい!」
海未先輩に呼ばれて自分の意識が現実に引き戻された。
「スクールアイドル、本気でやってみない?」
穂乃果先輩からも誘われているのにどうしても二つ返事で答えることができない。
「え?で、でも私....向いてないですから」
「私だって人前に出るのは苦手です。向いているとは思えません」
「私も歌を忘れちゃったりするし、運動も苦手なんだ」
「私はすごくおっちょこちょいだよ!」
海未先輩、ことり先輩、穂乃果先輩はそれぞれ自分の欠点を言って私をフォローしてくれる。
実際歌って踊ってる人にも欠点はあるんだな〜と実感した。
「プロのアイドルなら私達はすでに失格。でもスクールアイドルならやりたいという気持ちを持って自分たちの目標を持ってやってみることができる!!」
「....ことり..先輩」
「それがスクールアイドルなんだと思います」
「だからやりたいと思っているのなら、やってみようよ!」
「最も、練習は厳しいですが」
「む....海未ちゃん」
「あ、失礼」
「穂乃果先輩....海未先輩.....」
そっか......やりたいという気持ちがあるならやってみる....か
先輩方の話を聞いて少しやりたいと言う気持ちが強くなった。
3人が笑っているのをみて、私も気がつけば笑っていた。
『プロのアイドルなら私達はすでに失格。でもスクールアイドルならやりたいという気持ちを持って自分たちの目標を持ってやってみることができる!!』
そうだよな......大事なのは、自分がやりたいって思うことだよな。
実はというと俺はすでに目を覚ましていた。でも起きるタイミングを見失ってしまい気絶した振りをして現在に至る。
ちらちらと横目で小泉さんの様子を伺うとさっきまでの不安な目は無く、希望とやる気に満ちた目をしていた。あとは俺が少し背中を押してあげればきっと.......
「大地!大地!起きてください」
俺は海未に揺さぶられわざとらしく目を擦りながら起き上がる
「んっ......ふぁ〜あ......んん......なんだい海未......」
「小泉さんが帰りますので一緒に帰ってあげてください」
「ん....もうそんな時間?てか、俺何してたんだっけ?」
「
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