第9話 誰にも負けない思い
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
鋭いほうだけど」
俺はすぐさま反論するも小泉さんに苦笑いされてしまった。
「で、穂乃果先輩の部屋ってどこですか?」
階段を昇りながら俺に聞いてくる。
「すぐそこだよ」
そして、俺はドアに手をかけ勢いよくあける。
考えれば女の子の部屋になんも抵抗なく入れたのって間違いなく穂乃果のおかげだよな。作戦会議とかで何度も入ったから警戒なしにドアを開けてしまった。
「ちゃ〜んちゃちゃ〜ちゃら♪ちゃららら〜ん♪みんなありがと〜?」
海未が鏡に向かって笑顔で手を振っていた。しまいには投げキッスすらしていた。片手にはマイクをもち、これだけで海未は1人で何をしていたのかがわかる。
何も見ていない何も見ていない.........何もなかったんだ
そう思い込んで俺はドアをゆっくり静かにしめる。
「さ、笹倉さん....あ、あの...」
小泉さんはカタカタと震え出していた。
「小泉さん。今のは何もなかったんだよ、いい?俺たちは何も見ていなかった」
俺は極力優しい声でそう言い聞かせた
「で、でも....」
バンッ!!!!!!!!!!
後ろのドアがもの凄い勢いで開き、3D貞〇が現れた。
貞〇は映画で見た時よりも遥かに恐怖心をそそるような雰囲気を醸し出していた。きっと俺はこのまま貞〇にkillされるんだろうな.....
俺は静かに目を閉じ自分の命が絶つのを待った。
「......見ました?」
「.............俺は.........なにも.........見ていません。」
直後腹に衝撃が走ったかと思うと一瞬にして視界がフィードバックした
「ご、ごめんなさい......」
あのあとすぐに穂乃果先輩がお茶と煎餅を持ってきてやってきました。
廊下で倒れた笹倉さんを海未先輩が引っ張って部屋に連れ込み
ようやく一息ついたところで私は謝りました。
なんで大くんが倒れているの?という穂乃果先輩の対し大地に私がポーズの練習してるところを見られ、さらには私のことを貞〇と思っていたので気絶させましたと、真っ赤にして答えた。
それよりも....どうして海未先輩は笹倉さんが貞〇と思っていたのを知っていたのでしょうか。
「いいよいいよ、こっちこそごめんね」
穂乃果先輩は苦笑いして海未先輩のほうを見る
「でも海未ちゃんがポーズの練習してたなんてね〜」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ