第8話 まきりんぱな
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...相変わらず見境無しにあんなこと言うよね」
「そうですね....これは大地に説教しなくてはいけませんね...」
「そうだねぇ......まずはことりのおやつ確定だね♪」
.............
授業始まって放課後になるまで口をガムテープで塞がれてしまったのは別の話。
〜☆〜
授業が終わっても彼....笹倉さんから言われたことが頭から離れなかった。
『普段の声も可愛いし見た目だってそんなに自信なさげになるほどじゃない、むしろ可愛いと思うよ』
そう男性から言われて嬉しかった。でも...私には無理。アイドルになるなんて夢のまた夢なの。
笹倉さんやμ'sの皆さんと一緒に頑張りたいって思うけど私にはできない
引っ込み思案な私にできることはファンとして応援することだけ。
「か〜よちん!」
荷物をまとめてさぁ帰ろうとしたとき、幼馴染みの凛ちゃんに声をかけられた。
「決まった?部活」
凛ちゃんに聞かれたのは来週の月曜から始まる部活動のこと。
「今日までに決めるって先生言ってたよ?」
「そ、そうだっけ.....」
知っていたけど決めていないため知らないふりをする。
「明日....決めようかな?」
「だめだよかよちん!そろそろ決めないと。みんな部活始めてるよ?」
「う、うん...。えと、凛ちゃんはどこにはいるの?」
「凛?凛は陸上かな〜?」
「陸上....かぁ」
凛ちゃんは昔から走るの得意だし、凛ちゃんらしいと言えばらしいな。
いいなぁ....凛ちゃんはやりたいことが決まってて。
「あ、もしかして〜」
何を思ったのか凛ちゃんは私の前に来て耳打ちするように小声で話す。
「スクールアイドルに入ろうとか思ってたり?」
凛ちゃんに当てられてどきっとした。まぁ幼馴染みだしわかっちゃうのかな。
「え?そ、そんなこと.....ないよ?」
私を目を逸らした。
「ふぅ〜ん、やっぱりそうだったんだね〜」
「そ、そんなことな--「だめだよかよちん、嘘つく時必ず指合わせるからすぐわかっちゃうよ〜」
抗議しようとしたら凛ちゃんに指で口を抑えられ、さらには私の嘘つくときの癖まで言った。
え?そうだったんだ...私無意識に指合わせてたんだ。
小学中学のときも何度か指摘されたけど今回も合わせちゃってたんだ。
「一緒に行ってあげるから先輩たちのところに行こ?」
凛ちゃんに腕を引っ張られ無理矢理席を立たされる
「え!?ま、待って!違うの....私じゃほんとに..アイドルなんてなれないから....」
「かよちんそんなに可愛いんだから〜人気出るよ〜」
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