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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十八話 オーブンでの蒸し焼きは御免こうむります。
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こりした。

「どっちが出世してるかな、たぶんあなたの方かもしれないわね。そうなったら私たちを麾下に加えてくれる?」

 ティアナの言葉に、フッ、とラインハルトが笑った。

「それはこちらの方こそ、望むところだ。だが、ただの主従ではない。友人として、俺を支えていってほしい」
「わたくしも、ぜひお二人と一緒に、ラインハルト様と共にありたいものです。どうか、その日までご健勝で」

 そういうと、ラインハルトとキルヒアイスは、背を向けて歩き出した。その姿をフィオーナとティアナは見送っていた。今はまだ小さな背中だが、やがてそれが大きくなり、銀河全体を支えられる巨大な背になるだろう。二人ともそう思っていた。

「ねぇ、フィオ」
「なぁに?」
「私、この世界のラインハルトなら、サポートしてもいいかなって思い始めてきたわ。今までは『ヴァルハラでの超リッチなバカンスのため!!』だったけれど、今は違う。本当にそう思うの」
「私もよ。ティアナ、二人で・・・・・いいえ、教官たちと力を合わせて、ラインハルトとキルヒアイスの二人を支えていきましょうね」

 二人はうなずき合い、宙でしっかりと手を握り合わせた。


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