第二章 μ's 降臨
第7話 Past Memory1
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めんね」
ことりはぺろっと舌を出して謝る
「ところでだいちくん。どうして...そんなにおかおが赤いの?」
「.....え?」
ことりに指摘されて初めて気づいた。
何故かわからない。でも穂乃果が彼女を誘っている様子を見て心が熱くなり気がついたら鼓動が早くなっていた。あの太陽のような笑顔を見てるとなぜかドキドキしてもっと見たいと思った。
それは何故かそう思ったのかはいくら考えてもわからなかった。
辺りは薄暗くなり、みんなそれぞれ帰路についていった
今日仲良くなった少女、園田海未はことりと同じ方角なので一緒に帰っていった。残った俺と穂乃果は俺の方から距離を置きながらおしゃべりをしながや歩き始めた。
穂乃果も俺が距離を置いていることに違和感を感じ少しずつ近づいてくる。俺は気恥ずかしくなりまた穂乃果から離れる。
そして穂乃果はまた近づく。
「.........」
「ねぇだいくん、なんではなれるの?おはなしできないでしょ?」
「そ、そうかな?おはなしはできるよ」
「む〜.....」
穂乃果は頬を膨らましてそれでも諦めず俺のそばに寄ってくる。
「.....っ!!///」
俺はあまりにも恥ずかしくなってしまい一目散に駆け出した。
「ちょっとまってよ〜だいく〜ん!!」
穂乃果はそんな俺をみて追いかけてくる。
丁度曲がり角を曲がったあたりだろうか。後ろで「きゃっ!!」という小さな悲鳴が聞こえたので振り向いてみると、穂乃果が男子高校生と思われる4,5人の人とぶつかっていた
ただそれだけならまだいい。
その男子高校生は皆髪を茶髪に染め、耳とかにピアスをつけていた。
俗に言う『ヤンキー』だった。
当時の俺はまだ小学生だったけどこれはヤバイと判断し、穂乃果の元に駆け寄った。
「いってぇな....おいガキ!ちゃんと前向いて歩けよ!!!」
「ひぃ...ごめんなさい...」
「ったくよ....おかげで制服汚れたじゃねぇかよ...汚ぇクソガキが」
「ひゃはっ!それ言えてるわ!!」
穂乃果は高校生に罵倒され涙目になっていた。
なんで彼女が泣かなきゃいけないんだよ。
ふつふつと頭に血が上った俺は後ろから高校生の足を蹴り飛ばした。
「いてぇっ!!!おい貴様!なにすんだよ!」
そんなことは無視して穂乃果の手を引っ張り全力で逃げ出した。
「だいくん?」
「いいから!だまってはしるんだ!」
「てめぇ!ただじゃおかねぇぞコラァ!!」
俺たちは高校生が見えなくなるまで走り続けた。
穂乃果は「まって..ほのかもうはしれない」と言うがそれで追いつかれたらまずい。穂乃果を無視
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