第6話 ファーストライブ
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がしっかり拍手をおくっているところを見ると意外と興味あるのかもしれない。
講堂の出入り口のところには隠れるようにして西木野さん。
反対側の出入り口の近くの席に隠れるようにして黒髪ツインテールの少女がじっと見ていた。あの子も1年生なんだろうか.....
ステージでは笑顔でハイタッチをする3人.....
とにかく小泉さんの他にも1年生が来てくれてよかった。
また涙を流しそうになったのをぐっと堪えて拍手をおくり続ける
その中にコッコッと足音が混じっていた。
振り返ると......絢瀬会長がこっちに向かって来ていた。
忌み嫌っていた絢瀬会長が何故講堂にいるんだろうか.....
「生徒会長.....」
天敵の登場に穂乃果は顔を強ばらせる。
「これからどうするつもり?」
絢瀬会長は冷たく言い放つ....
「続けます!」
ライブをやってわざわざ聞くことでもないとおもうけどなぁ...
でも...たった数人しか集められなかったことを考えると、責められてもおかしくはない
「何故?これ以上続けても意味があるとは思えないけど」
空席の目立つ講堂を絢瀬会長は見渡しながら彼女らに活動の意義を問う
「やりたいからです!今...私もっともっと歌いたい、踊りたいって思ってます。きっとことりちゃんも海未ちゃんも」
絢瀬会長の冷徹な問いに対して穂乃果はとてもシンプルな答えを出した
「こんな気持ち初めてなんです!やって良かったって本気で思えたんです!今はこの気持ちを信じたい.....このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない...応援なんて全然もらえないかもしれない。でも一生懸命頑張ってこの想いを届けたい!今私たちがここにいるこの想いを!!!」
「......」
絢瀬会長はじっと何かを考えるように穂乃果の想いを聞く。
「いつか........いつか必ず.........」
「ここを満員にしてみせます!!!」
「そう....ならそのまま続けていればいいわ」
それだけ言い残し絢瀬会長は講堂をあとにした。
「....貴方」
と、思ったら俺に振り向いた。
「俺?」
「貴方はここで何をしているの?」
絢瀬会長のの質問はいたって簡単な質問だった
「何をって.....決まってるじゃないですか」
俺はフッと笑みをこぼしてこう答えた。
「俺がしたいことをしてるだけですよ」
「この結果が?最初は誰も見に来ないでやっと来てもたったの数人。これが貴方のしたかった事?」
「そうですね〜。確かにこの結果は俺達の
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