第6話 ファーストライブ
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「......」
「ことり!」
「はいっ」
「お前もだ!穂乃果と何を成し得たかったのか!衣装を作り、振り付けを考えてその成果を見せずにここで退場する気か!!」
「で、でも!見てもらうお客さんは1人も────」
「客ならここにいる!!!!」
そうして穂乃果達はハッと気付く。
目の前で大声を上げて穂乃果達を励まそうとする俺を見て...
「大勢だろうと1人だろうと....客は客だろ?なら、やる事は決まってるんじゃないのか?」
「大くん....」
穂乃果の目からさっきまでの悲観から希望の目へと変わる。
直後、
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに穂乃果の言う通り『世の中はそんなに甘くない』かもしれない
でも
「はぁ.....はぁ......あれ?ライブは...?」
『世の中....捨てたもんじゃない』!!!!!!!
「ライブぅ........」
やって来たのはメガネを付けた1年生、小泉花陽
彼女はライブが終わってしまったのだと思ったのだろう。
観客のいない席をキョロキョロ見渡しながら不安そうにしている
そういえばライブ見に行くってあの子行ってたな
「やろう!!」
「「えっ?」」
突如穂乃果が宣言する!
「やろう!全力で!」
「穂乃果.....」
「穂乃果ちゃん.....うん!」
周りのライトが消え辺りは真っ暗になる
そして.....彼女たちのダンスは...スクールアイドルは始まった
俺は座席の1番前に腰掛けて彼女達を見守る。
「I say....hey,hey,hey, START:DASH!!」
序盤のミスが1つもなく成功し、歌が始まる
俺からするとまだまだ全然足りない。ところどころ小さなミスが出ていて正直昨日の方がうまかったとおもう。
それでも3人のダンスはここにいる観客を魅了するには十分だった。
目を離すことができなかった。あの子達の想いがしっかりと
歌、ダンス、そして笑顔に込められていた。
〜☆〜
最後の決めまでしっかりこなし...彼女たちの初ライブは幕を閉じた。
俺は立ち上がり拍手をおくる。後ろから聞こえる拍手の数に疑問を感じ、
後ろを振り返る
ヒデコさんは管理室で音響の手伝いをしているのでフミコさんとミカさんの2人、小泉さんの後ろに星空さんがいた。小泉さんを探しに来たのだろうか。興味無さそうに見えた星空さん
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