暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン―【黒き剣士と暗銀の魔刃】
鉄色の刃と紅色の狂喜
零節:【魔刃】
[5/5]
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
メージでも喰らったのか、不自然な位置で硬直した……瞬間、身体から青い光が迸って、“蒼い無数の破片”と化し虚空へ
消
(
・
)
え
(
・
)
て
(
・
)
行
(
・
)
っ
(
・
)
て
(
・
)
しまった。
「は…………!?」
間抜けすぎる表情を男は浮かべている。
目の前で起きた現象を、信じられないとでも言いたげに。
しかし驚愕したのは僅かな間。
すぐに頭を左右へ振り、遠くを見やって歩き出す。
その光景を―――
「あ、あのモンスターをたった五回の攻撃で……!?」
「ソードスキルも使って無かったよ!?」
――――見ず知らずの他者に見られていた事に、彼は気が付いていたのだろうか。
色違いの菱形をまたも頭上に浮かべる者達の存在を、彼は視界に留めていたのだろうか。
……その見ず知らずの他者たちは、他ならぬ彼自身がどれだけ『奇妙』なのか、気が付いているのだろうか。
其れは、誰にも分からない。
そしてこれが―――これが後に起こる、余りに奇怪な幾つもの事件の、全ての置ける『始まり』なのだと……知る事など到底叶わなかった。
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ