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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜黒の霊姫(ダークプリンセス)アルティナ・オライオン〜前篇
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剣な表情でシグルーンを見つめて尋ねた。
「フフ、その点はご安心ください。”戦争回避条約”にも記されてあった通り”アルティナ・オライオンの処刑は既に実行された事になっています”。それにメンフィルの貴族であるリィンさんが幽霊の彼女と”契約”しているのですから、”一応”条約文通りメンフィルに引き渡された事になっています。後で私の方でリフィア殿下に連絡して彼女の事を説明し、幽霊になってしまった彼女の処刑はしないように説得しておきますのでご安心ください。殿下もよほどの事が無い限り、魂の消滅までは求めませんし、”被害者”であるリィンさんに直接仕える事になりますから、きっと彼女の事をお許しになると思われますわ。」
「……私はリィン様――――マスターの使い魔ですので、決してマスターに逆らう事はしませんし、マスターが望むのならば不埒な行為も致します。」
シグルーンの答えに続くようにアルティナは静かな表情で答え
「ア、アルティナさん!?」
「うふふ、わたくしも負けませんわよ♪」
「はわわわわわわっ!?」
アルティナの答えを聞いたセレーネは驚き、アルフィン皇女はからかいの表情になり、トワは真っ赤になった顔で慌て
「ふ、”不埒な行為”ですか……」
「一体何の行為をするつもりよ……」
ある言葉が気になったエマは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、セリーヌは呆れた表情をした。
「ま、まままままま、まさかとは思うがいかがわしい事じゃないだろうな!?」
「フッ、エリゼと”氷の
乙女
(
アイスメイデン
)
”が知ればアリサ達と似たような反応をするだろうな。」
「アハハ……というかセレーネのお姉さんであるツーヤもまた増やした事に怒って、アリサ達と同じ反応をするような気がしてきたよ……」
「……まあ、今までが今までだったからな。」
マキアスは混乱した様子でアルティナを見つめ、静かな笑みを浮かべたユーシスの推測を聞いたエリオットとガイウスは苦笑し
「というか前々から思っていたけどリィンの好みってやっぱり巨乳なのかな?……何だかムカついてきた。わたしもラウラ達に付き合って来る。」
「わ、わたしも一緒に行ってリィン君を注意して来る!まだ学生なんだからエッチなのはダメだって事を生徒会長としてしっかり注意しないと!」
「あ…………」
そしてジト目になった後その場からトワと共に退出する様子のフィーをゲルドは呆けた様子で見守っていた。
「えへへ!何はともあれよろしくね〜、アルティナ、クーちゃん!これからは仲間だから、いつでもいろんな事をたくさん話せるね♪」
「――――?」
「……ですからクラウ=ソラスを混乱させないで下さいと何度言えば理解できるのですか。それと私
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