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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜黒の霊姫(ダークプリンセス)アルティナ・オライオン〜前篇
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殿下にユミルの件での事をちゃんと謝るんだ。」
「…………了解しました。アルフィン皇女殿下並びにエリス様。ユミルの時は危害を加えてしてしまい、大変申し訳ございませんでした。お詫びに可能な限りお二人の求めている事をするつもりですので、何かあれば遠慮なくご命じください。」
リィンに言われたアルティナはエリスとアルフィン皇女を見つめて頭を下げ
「い、いえ。わたくし達はあの件はただ命じられてやっただけで、貴女自身の意志でやった事はないと理解していますから、もう気にしていませんわ。そうですわよね、エリス?」
「ええ。―――――それよりも。今から話し合う事がありますので、訓練室まで来てもらいますね。に・い・さ・ま〜〜〜??」
戸惑いの表情をしているアルフィン皇女に視線を向けられたエリスは頷いた後膨大な威圧を纏って微笑みながらリィンの腕を掴んだ。
「エリス!?何で訓練室で話し合う必要があるんだよ!?」
「勿論私も付き合うわよ、エリス?(こんな小さな子供にまで性魔術をするなんて……!幾ら何でも節操がなさすぎよ!)」
「……今日という今日はそなたの普段の行動がどれほど罪深く、早急に改善が必要である事なのかをその身に叩きこんでやる。二人とも、私も付き合うぞ。」
「アリサ!?それにラウラまで何でだ!?ちょっ、誰か助け―――」
そしてリィンはアリサ達に連れて行かれ、その様子を仲間達は誰一人として助けることなく冷や汗をかいて見守っていた。
「……あ………この後リィンがエリス達に酷い目に合される所が”見えた”わ……」
「予知能力がなくてもアタシ達でも”見える”わよ、そのくらいのこと。」
「ア、アハハ……」
リィン達が退出した後静かに呟いたゲルドの言葉をセリーヌは呆れた表情で指摘し、エマは苦笑し
「アハハハハハッ!ついに子供にまで手を出すとはね!いつかやるとは思っていたわよ♪」
「阿呆が。こんな幼子にまで手を出すとは見境がなさすぎるだろう。」
「というか幽霊と”契約”するなんて非常識な……いや、女神とも契約しているんだから、”今更”か……」
「しかもまた王族種だものね……」
「フフ、リィンだから仕方ないかもしれないな。」
大声で笑ったサラ教官は口元をニヤニヤさせ、ユーシスとマキアスは呆れ、エリオットは苦笑し、ガイウスは静かな笑みを浮かべた。
「クレア大尉の件も合わせてエリゼお姉様に後で凄く怒られるのでしょうね……」
セレーネは冷や汗をかいて苦笑し
「……そう言えばマスターの話によると私の遺体とクラウ=ソラスの残骸を貴方達が丁重に埋葬してくれたとの事。遅くなりましたが、お礼を言わせて下さい。―――――敵対関係であった私とクラウ=ソラスを丁重
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