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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第85話(幕間終了)
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」
エマの意見に頷いたマキアスはサラ教官に助言を求めた。
「あー、自分達で決めなさい。あの渋いオジサマが降りちゃってテンション下がっちゃったし。何ならゲルドの”予知能力”とやらに頼ったら?ラジオの番組とかでやっていた今日の運勢の占いより効果はあるかもしれないわよ?」
しかしサラ教官はやる気のなさそうな様子で答え、それを聞いたリィン達は脱力した。
「そんな事を言われても…………ごめんなさい、今は何も見えないわ。」
「ゲ、ゲルドさん。」
「アンタも真面目に予知能力を使わなくてもいいわよ。というか予知能力をそんなものと一緒にしないでよ。」
その場で集中した後リィン達に謝罪するゲルドの様子を見たエマは冷や汗をかき、セリーヌは呆れた表情で指摘し、サラ教官を見つめた。
「サラ、不真面目すぎ。」
「ふむ、そう言ってくれるのは娘冥利に尽きるというものだが。」
フィーはジト目でサラ教官を見つめ、ラウラは苦笑し
「あはは、今度ラウラに仲立ちしてもらったらー?」
ミリアムは無邪気に笑いながら冗談半分に提案した。
「冗談よ、冗談。今後、君達の進む先で切った張ったが必要になるなら目一杯付き合わせてもらうわ。でも―――”カレイジャス”を託されたのはあくまで君達よ。相談には乗るつもりだけど、大切な決断は自分達でしなさい。」
「サラ教官……」
「フッ、もっともらしい事を。」
「いつも真面目に答えてくれたら、教官として完璧ですのに……」
(普段はどういう方なのかしら……?)
サラ教官の答えを聞いたリィンは目を丸くし、ユーシスは静かな笑みを浮かべ、セレーネの言葉が気になったエリスは不思議そうな表情でサラ教官を見つめていた。
「それなんだけど……まずはこの艦の”大目標”と”指針”を決めるべきじゃないかな?」
「”大目標”と”指針”?」
(あら……驚いたわね。真っ先にそれに気付くなんて。)
トワの提案を聞いたゲルドは不思議そうな表情で首を傾げ、シグルーンは感心した様子でトワを見つめ
「みんなで一丸となれるある程度大きな将来の目標……そして、そこに至るための具体的な方針でしょうか。」
考え込んでいたエマは真剣な表情でトワを見つめた。
「うん、生徒会でもそうだけどそれが有るのと無いのとじゃ勢いとかやる気が全然違うから。」
「例えば学院祭なんかがそうだね。君達だって、ステージをやるために色々と頑張ってきただろう?」
「なるほど……」
「確かに、実習の前後や最中に色々打ち合わせもしたっけ………」
「何とか中止させまいと異変を食い止めた事もあったな。」
「うん、しかも”Z組”だけでなく他のクラスの意
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