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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第83話
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達と同じ状況”―――――つまりはリィン様の恋人の一人になり、その件を知ったお嬢様やエリス様達がリィン様に説教をなさっているのでしょうか♪」
「ええ、まさにその通りですわ。フフッ、エリゼから話には聞いていましたが、ある意味凄い方ですね、リィンさんは。」
シャロンの問いかけを聞いたシグルーンは苦笑しながら答えた。
「…………………………」
「えええええええええええええええっ!?」
「あ、あああああああ、あのクレア大尉がですか!?」
「ほえええええええええっ!?本当にリィン、クレアまで落としちゃったの〜!?」
シグルーンの答えを現実と判断するのが一瞬遅れたサラ教官は口を大きく開けたまま石化したかのように固まり、すぐに反応したエリオットやマキアス、ミリアムは驚きの表情で声を上げ
「ビックリ。”氷の
乙女
(
アイスメイデン
)
”まで落とすなんて。もしかして”鉄血宰相”の息子だから、”氷の乙女”も落ちたのかな?」
「オイオイオイッ!?一体どんな方法であの”氷の乙女”を落としたのか、本気で気になってきたぞ!?というかいつ落としたんだ!?」
フィーは目を丸くし、トヴァルは信じられない表情で声を上げ
「あらあらまぁまぁ♪アルフィン皇女殿下やエリス様達も強敵だというのに、更にとてつもない強敵が登場しましたわね、お嬢様♪」
「フフッ、どんな時でも変わらないのはある意味リィンらしいな……」
シャロンはからかいの表情で言い、ガイウスは静かな笑みを浮かべた。
「阿呆が。後何人増やす気だ……」
一方ユーシスは呆れた表情で呟き
「?どうしてみんなは驚いているの?それにアリサ達はどうしてリィンに説教をしているのかしら?」
周囲の反応を不思議に思ったゲルドは自分と同室の相手の一人でもある隣の席にいるエマに尋ね
「え、えっと……それは……―――って、ラウラさん!?そこでどうして剣を取りだしているんですか!?」
言い辛そうに言葉を濁していたエマは突如立ち上がって武器を取りだしたラウラの行動に気付いて慌てだした。
「……エリゼ達に怒られても懲りずに何度も”罪”を作り続けた挙句将来アルフィン殿下を娶る事になったリィンに帝国貴族の一人として、……そして将来のメンフィル貴族の一人として、今の内に色々と言っておこうと思ってな……!」
「だ、だからと言って剣――それもエイドスさんから授けてもらった”外の理”で造られた魔剣は必要ないでしょう!?落ち着いて下さい!」
全身に闘気を纏い、両手に持つ魔剣を金色に輝かせた状態でリィン達の許に向かおうとするラウラをエマは慌てた様子で必死に止め始め
「ハッハッハッハッ!まさか宰相殿に忠誠を誓っていたあの彼女を自分のハーレ
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