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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第83話
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、次に何が起こるかをすぐに想像できたベルフェゴール達は微笑ましそうに見守っていた。



「まあ……!フフッ、予想はしていましたけど、”やっぱり”昨夜はお楽しみだったようですわね♪」

「え、えっと……エリスお姉様は今まで幽閉の身で心細い思いをしていたのですから、大目に見てあげた方がいいのでは?」

「ハア……まさかエレボニア皇族の所有艦である”カレイジャス”内で性行為をするなんて……」

二人の様子を見て目を丸くしたアルフィン皇女は微笑み、セレーネは苦笑し、クレア大尉は呆れた表情で溜息を吐き

「………………こうなる事がわかってはいたけど、やっぱり腹が立つわね……!」

顔に青筋を立てて口元をピクピクさせていたアリサはリィンの頬をつねった!



「痛たたっ!?……い、一体何が―――――え”。」

痛みによって目覚めて起き上がったリィンはアリサ達に気付いて表情を引き攣らせた。

「おはようございます、リィンさん♪昨夜はお楽しみだったようですわね♪」

「ア、アハハ……え、えっと……おはようございます、お兄様。もうすぐ朝食の時間ですから起こしに来ましたわ。」

「リィンさん?性欲に盛んな年頃である事は理解していますが貴方達はまだ学生なのですから、性行為は程々にするようにと以前注意したことをもうお忘れですか?」

「おはよう、リィン?エリスに伝え忘れていた事を思い出したから、起こすついでに来たのよ。」

「な、なななななっ!?何故殿下やクレア大尉、アリサとセレーネがここに!?」

アルフィン皇女達に見つめられたリィンが慌てたその時

「ん……?朝ですか、兄様……?…………え。ひ、姫様!?それにアリサさんやセレーネ、クレア大尉まで……」

エリスも目覚め、アルフィン皇女達に気付いて驚いた。



「おはよう、エリス♪将来リィンさんの妻になる事が決まっている上”カレイジャス”の持ち主でもあるこのわたくしを差し置いて、一番最初に”カレイジャス”の中でリィンさんと愛し合うなんて卑怯ですわよ♪」

「う”……そ、それは……その…………って、それより何故クレア大尉まで一緒にいらっしゃっているんですか!?」

アルフィン皇女に微笑まれたエリスは表情を引き攣らせた後アルフィン皇女達から視線を逸らして口ごもった後話を逸らすかのように慌てた様子でクレア大尉を見つめた。



「ああ、それはクレア大尉も”私達と同じ状況”になったから、エリスにも教えておこうと思ったのよ。」

「……………………え。」

「…………………………」

アリサの答えを聞いて石化したかのように固まっていたエリスは呆けた声を出し、リィンは表情を青褪めさせて身体を震わせていた。



「そ、その、
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