暁 〜小説投稿サイト〜
インタビュー・ウィズ・キラー 慈愛なる殺人鬼の告白
第2話 前半戦 朝は誰を始末するか考え、昼には仕留め、夕方にはバラバラにし、夜は深く眠れ。

[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
「それで……フジコは捕まったんですね」

「そうなのよね〜逃げればいいのにアイツ」

「なんで、バラバラにしてんのやら」

「”リセット”出来ると……考えたからじゃないですか?」

「理解できないわねぇ〜すずむしの考えは」

「おっ……」

「どうしましたか?」


「レイ、あんまり記者さんを困らせちゃダメよ」

「姉さん、 どうしたの?珍しいわねココに来るなんて」


「おい、頼まれてたエロ本……買ってきたぞ」

「悪いわねぇ山科。ほら、お駄賃」

「後、紹介するわ。部下の山科と姉さんよ」

「義姉の常守朱です」

「お前の部下になったつもりねえぞ……」

「じゃ、今まで渡した給料全部…臓器売って返して貰おうかな〜」

「部下の……山科だ」

「月刊グローブの…若村友梨です」


なるほど……

あの秘密結社”LSD”の社長、『碇シンジ』の後継者と目される常守朱さんに

テツオさんと同じくレイさんと親密な『ショタコンお兄さん』という通名を持つ元刑事の山科さんが揃うなんて

弟さんと姉さんが揃ったから前から気になって事を聞いてみよう。


「すみませんが……ドラさんと朱さんに質問があります」

「なんですか?」

「なんだ?」

「初対面で逢った時、レイさんはどんな印象でしたか?」

「「……」」


5分ほどお互い見つめ合い、まとまったそれぞれの答えは


「破天荒でなに考えてんのか……わかんねぇ変なヤツだった」

「的を得てるな」

「山科〜4ヶ月間、減給」

「ムダに長いな……」

「ホント、とんだブラック企業だ」

「6ヶ月」

「それよりも……」


「……」

「ドンマイ」

「…ありがとう」


「それよりも朱さんはどうですか?」

「最初に逢ったのは……かつて所属していた」

「公安の同じ”監視官”だった青柳さんに連れられて……」


「……」

「レイ」

「テツオ大丈夫だから……大丈夫」


私はうっかり触れてはならない

彼女の『トラウマ』を甦らせてしまった。
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ