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インタビュー・ウィズ・キラー 慈愛なる殺人鬼の告白
第2話 前半戦 朝は誰を始末するか考え、昼には仕留め、夕方にはバラバラにし、夜は深く眠れ。
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「それで……フジコは捕まったんですね」
「そうなのよね〜逃げればいいのにアイツ」
「なんで、バラバラにしてんのやら」
「”リセット”出来ると……考えたからじゃないですか?」
「理解できないわねぇ〜すずむしの考えは」
「おっ……」
「どうしましたか?」
「レイ、あんまり記者さんを困らせちゃダメよ」
「姉さん、 どうしたの?珍しいわねココに来るなんて」
「おい、頼まれてたエロ本……買ってきたぞ」
「悪いわねぇ山科。ほら、お駄賃」
「後、紹介するわ。部下の山科と姉さんよ」
「義姉の常守朱です」
「お前の部下になったつもりねえぞ……」
「じゃ、今まで渡した給料全部…臓器売って返して貰おうかな〜」
「部下の……山科だ」
「月刊グローブの…若村友梨です」
なるほど……
あの秘密結社”LSD”の社長、『碇シンジ』の後継者と目される常守朱さんに
テツオさんと同じくレイさんと親密な『ショタコンお兄さん』という通名を持つ元刑事の山科さんが揃うなんて
弟さんと姉さんが揃ったから前から気になって事を聞いてみよう。
「すみませんが……ドラさんと朱さんに質問があります」
「なんですか?」
「なんだ?」
「初対面で逢った時、レイさんはどんな印象でしたか?」
「「……」」
5分ほどお互い見つめ合い、まとまったそれぞれの答えは
「破天荒でなに考えてんのか……わかんねぇ変なヤツだった」
「的を得てるな」
「山科〜4ヶ月間、減給」
「ムダに長いな……」
「ホント、とんだブラック企業だ」
「6ヶ月」
「それよりも……」
「……」
「ドンマイ」
「…ありがとう」
「それよりも朱さんはどうですか?」
「最初に逢ったのは……かつて所属していた」
「公安の同じ”監視官”だった青柳さんに連れられて……」
「……」
「レイ」
「テツオ大丈夫だから……大丈夫」
私はうっかり触れてはならない
彼女の『トラウマ』を甦らせてしまった。
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