日常
第8話 鎮守府の休暇、そして案内 U
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……主人公サイド……
長門「ここは我々艦娘の艦体が管理されてる“工廠”だ。
破損した際は直接ドッグで修理されるから、工廠とドッグは隣接しており、尚且つ、その間には艦体を運ぶための地下トンネルとリフトやベルトコンベアが作られている」
座蒲郎「なんで工廠以外にドッグを作ったりするんだい?工廠で直接艦体を修理・改装すれば良いんじゃないの?」
長門「確かにそうだ。
しかし、それだと修理・改装を行う妖精が艦体と修理機材がある箇所をいちいち往復する必要があるから負担をかけてしまう。
だが工廠と別にドッグを作り、そこに修理施設を設けて間にトンネルとベルトコンベアとリフトを作ってしまえば、行き来するのは艦体のみで済むのだよ」
座蒲郎「そうだったんだ、なら仕方ないね」
みんなの艦体が置かれてる工廠に到着。そこは艦種ごとに分かれていて、艦体は巨大地下空間に敷かれたレールの上を行き来する大きなトロッコのような台車に乗せられていた。
長門から工廠と隣接するドッグの役割について聞いて、それに対するドッグを作る必要性を指摘したけど、無いと妖精が困る事を理由にワザとそうしているらしい……
長門「どうだ、折角だから私の艦体に乗せてやろうか?」
座蒲郎「えっ、いいの?」
長門「当然だ。何れお前が乗艦して、陣頭指揮を執る事になるかもしれんからな。そのぐらいは必要だろう」
座蒲郎「ありがとう、是非乗せてもらうよ」
長門「分かった、ちょっと待っててくれ」
すると長門、俺を艦に乗せると言い出した。顔合わせの際に、赤城から艦体の事を聞いて、一度でいいから乗ってみたいと思っていたから、お言葉に甘えることにする。
長門「……」
≪グイーン…ゴゴゴゴゴゴ……!≫
長門が両目を瞑った瞬間、大きな機械音がしたと同時に、ネットで何度も目にした戦艦長門が目の前に姿を現した。
座蒲郎「これが、長門の艦体……こうして生で姿を見ることが出来るなんて…一生でこの時しかないだろうな」
長門「大袈裟だな、これからも見るだろうよ。
さっ、ついて来い。艦体にはこっちから乗艦するんだ」
座蒲郎「ああっ……」
ネットで見てた艦体をこうして生で見られたことに感動する俺だが、これからも見ることになると長門に言われ、案内される通りに乗艦した。
ーーーー
≪カッカッカッ……≫
長門「ここが我が艦体の甲板だ」
艦の側面に掛けられた階段を登って行った先は艦橋構造物と二番主砲の間(あいだ)近くの甲板。目の前には長門型を象徴する41cm連装砲,艦橋構造物の方へ顔を向けると、構造物には副砲の14cm単装砲の代わりに装備させてある高射装置付きの12.7cm高角砲が並んでいた。
座蒲郎「主砲の方はい
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