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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜白き魔女との邂逅〜
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ご息女が本当にそちらに連れて行かれたのなら、間違いなくクレイグ中将への人質として使うでしょうね。」
ゲルドの答えを聞いたサラ教官は考え込み、すぐに心当たりを思い出したトヴァルは厳しい表情で声を上げ、クレア大尉は真剣な表情で考え込んだ。
「い、今の話を聞く限り信憑性がかなり高いよな……?」
「ええ……これが”予知能力”なのですね……」
「まさに”未来を見ている”な……」
一方マキアスは不安そうな表情をし、エマとガイウスは真剣な表情でゲルドを見つめ
「ゲルド様。イリーナ会長――――アリサお嬢様のお母様について、何かわかりませんか?」
「…………」
シャロンのゲルドに対する問いかけを聞いたアリサは懇願するような表情でゲルドを見つめた。
「その人の特徴はどういったものなの?」
「か、母様の特徴って言われても……」
「会長の特徴は―――」
ゲルドの問いかけにアリサが戸惑っている中、シャロンが出来る限りわかりやすくゲルドに伝えた。
「………………その人は鉱山の中にある長い紅い鉄……?の塊の中にある豪華な部屋にいるわ。」
特徴を聞き終えたゲルドはアリサとシャロンをジッと見つめた後静かな表情で答えた。
「長い紅い鉄の塊の中にある豪華な部屋…………あ、あれ……?」
「う〜ん、その特徴にな〜んか覚えがあるんだよな〜?」
ゲルドの答えを聞いて考え込んでいたトワはある事に気付いて戸惑い、ミリアムは首を傾げて考え込み
「もしかして”アイゼングラーフ号”の事じゃないかい?」
「あ……っ!」
「そ、そう言えば”アイゼングラーフ号”は真っ赤な列車でしたわよね……?」
「――――”アイゼングラーフ号”は貴賓や政府の役人の方々を乗せる為に内装もVIP用の列車に相応しい内装がされてある車両ですから、”豪華な部屋”という言葉にも一致しますね……」
オリヴァルト皇子の推測を聞いたアリサは目を見開き、セレーネは戸惑いの表情をし、クレア大尉は真剣な表情で考え込んだ。
「そうなると問題は”アイゼングラーフ号”が停車している”鉱山”がどの鉱山かだな…………」
「―――エレボニア帝国全土に存在する鉱山内に駅がある鉱山はそれなりに存在していますが、”アイゼングラーフ号”が停車しているとなると情報を絞り込み、場所の特定もしやすくなりますわ。―――ありがとうございます、ゲルド様。ゲルド様の”予言”、参考にさせていただきますわ。」
真剣な表情で考え込んでいるアルゼイド子爵の言葉に続いたシャロンはゲルドに会釈し
「私は自分に見えたものを言っただけ……」
ゲルドは静かな表情で答えた。
「………もし、その娘の言っている
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