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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜白き魔女との邂逅〜
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…」
リィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「―――お待たせしました。」
するとその時クレア大尉とゲルドがブリッジに現れた。
「事情聴衆をしてわかりましたが、少なくてもゲルドさんが私達の”敵”でない事は確実に言えます。」
「フム……そうなると問題は彼女をどうするかだが……」
クレア大尉の話を聞いたオリヴァルト皇子は考え込み
「さすがにわたし達でゲルドさんを保護するのは無理があるよね……?」
「ああ……この艦だっていつ貴族連合に狙われるかわからないからね。」
トワの意見を聞いたジョルジュは重々しい様子を纏って頷いた。
「あの……でしたらメンフィル帝国に事情を説明して、保護してもらったらどうでしょうか?」
「そうですわね……少なくても今のエレボニア帝国領に安全な場所はないと言っても過言ではありませんから、それが最善だと思われますわ。」
「メンフィル帝国領だったらプリネ達がケルディックにいるから、プリネ達に事情を話せばきっと保護してくれるんじゃないかな?」
「ならばまずはケルディックか―――」
アルフィン皇女の提案を聞いたシャロンは頷き、エリオットが提案し、アルゼイド子爵が操縦士達に指示を出そうとしたその時
「―――待って。私も貴方達についていく。」
ゲルドが静かな表情で制止して予想外の言葉を口にした。
「へ……」
「わ、私達について行くって……」
「一体何故だ?」
ゲルドの申し出を聞いたマキアスは呆け、アリサは戸惑い、ガイウスは尋ねた。
「……私には”見える”の。貴方達について行けば、私が貴方達と一緒に笑い合っているとても暖かくて明るい光景が。」
「え、えっと……?」
「意味不明なんだけど。」
「一体どういう意味なのだ?」
ゲルドの答えを聞いたエリオットは戸惑い、フィーはジト目になり、ラウラは不思議そうな表情で尋ね
「……………」
「えっと……俺の顔に何かついているのか?」
ゲルドにジッと見つめられたリィンは不思議そうな表情で尋ねた。
「…………ううん、何でもないわ。ただの気のせいだから。(彼を見た時に一瞬”見えた”光景は一体…………)」
リィンの問いかけを誤魔化したゲルドはリィンをジッと見た時に一瞬見えた光景――――真っ白なウエディングドレスを身に纏い、頭に被ったヴェールから見える自分の容姿によく似た大人の女性の光景が見えた意味を考え
「……もしかしたらだけど”未来”の事を言っているのかしら?と言う事はアンタは今”未来が見えた”訳だから…………――――!まさかアンタ……”予知能力”があるの!?」
するとその時考え込んでいたセリーヌ
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