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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜白き魔女との邂逅〜
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い、ジョルジュは考え込んでいた。



「―――ただあのゲルドって娘、エマの暗示も効かないくらい術に対する耐性が高い上、あの娘自身に霊力(マナ)が相当秘められてあるわ。あの娘の所持品である杖やローブ、装飾品も古代遺物(アーティファクト)クラスと言ってもおかしくない膨大な霊力が秘められてあるから恐らく”魔女”としての潜在能力も含めると彼女が”本気”を出せば最低でもヴィータ……いえ、下手したらそれ以上のクラスの”魔女”かもしれないわ。」

「嘘っ!?」

「結社の最高幹部をも超えるだと!?」

「装備も古代遺物(アーティファクト)クラスって、ホントに何者なんだろね〜?」

「暗示というと……バリアハートの時に使っていた”術”か。」

セリーヌの説明を聞いたアリサとユーシスは驚き、ミリアムは目を丸くし、ガイウスは考え込んだ。



「更にゲルドさんは私達も知らない”魔法”を扱えるんです。」

「ええっ!?」

「……と言う事は彼女は異世界――――ディル・リフィーナの出身かな?」

エマの説明を聞いたアルフィン皇女は驚き、オリヴァルト皇子は尋ねた。

「いえ、アンタ達やプリネ達が扱う異世界の魔術とは全く異なる魔術だったわ。本人はその術の正体が”白魔法”や”黒魔法”という呼び名である事を思い出したみたいだけど。」

「”白魔法”に”黒魔法”……委員長達も知らないんだよな、その魔法の事は。」

セリーヌの説明を聞いて考え込んでいたリィンはエマ達に尋ねた。



「はい。私達も初めて聞く”魔法”です。」

「……それで彼女は?」

「今はクレアが事情聴衆を続けている所です……って、あら?エリスとあたし達の”監視役”がいないみたいだけど……」

アルゼイド子爵の質問に答えてある事に気付いたサラ教官はリィン達に尋ねた。



「エリスは今、下の階層の訓練に使える広い空き室でシグルーン中将閣下に鍛錬をしてもらっている最中です。」

「へえ?早速鍛錬なんて感心ね。ひょっとしたらエリゼ同様エリスにまで追い抜かれるかもしれないわね♪」

リィンの答えを聞いたサラ教官は口元に笑みを浮かべてリィンをからかい

「た、確かにエリゼ君と言う例があるからな……」

「エリゼは”剣聖”だから、”中伝”のリィンはとっくにぬかれているしね。」

「まあな。実際エリゼ嬢ちゃんの実力を見たが、ありゃ完全にリィンを追い抜いているぜ。」

「しかも武術を教えている方がカシウス様達同様相当の使い手であるシグルーン様……ひょっとしたらありえるかもしれませんわね♪」

マキアスは冷や汗をかき、フィーは静かに呟き、トヴァルは口元に笑みを浮かべ、シャロンはからかいの表情でリィンを見つめ

「う”っ…
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