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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第82話
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…)
(別に気にしていないわよ。所詮は異なる世界。今この場にいる私やギュランドロス様には関係のない話よ。)
マルギレッタの言葉を聞いてある事が気になったリ・アネスに視線を向けられたルイーネは静かな表情で答えた。
「とても優しい方であるのは今この場にいるお母様と変わりないのですが……その、お父様に寵愛を受ける時はまるで人が変わったかのように快楽に溺れている方でして。私にも殿方を喜ばせる方法を色々と教えてくれた方です。」
「……………」
「なっ!?マ、マルギレッタ様がですか!?」
「あらあらまぁまぁ♪」
「フフッ、一体どんな風に変わったのか非常に気になるね♪」
「お兄様、お下品ですわよ。」
メサイアの話を聞いたマルギレッタは石化したかのように固まり、リ・アネスは目をギョッとさせ、ルイーネは微笑み、オリヴァルト皇子の言葉を聞いたその場にいる全員が脱力している中アルフィン皇女は呆れた表情で指摘した。
「ア、アハハ…………今の私がいるのはヴァイス様のお蔭よ。ヴァイス様が私を立派な皇族として教育してくれなければ、ひょっとしたら”そちらの私”と同じ運命を辿っていたのかもしれないわね…………」
「お母様…………」
そして我に返って苦笑した後昔を懐かしんでいるマルギレッタをメサイアは複雑そうな表情で見つめた。
「――――色々と厳しい道を歩むようだけど、私は貴女の”母”として応援しているし、何か力になれることがあったら遠慮なく相談して。貴女の”母”としてできるかぎり力になるわ。また会える日を楽しみにしているわね。」
「お母様……はい……っ!」
優しげな微笑みを浮かべるマルギレッタに抱きしめられ、頭を撫でられたメサイアは嬉しそうな表情で頷いてマルギレッタを抱き返した。
「リィン・シュバルツァーさん。これからも娘の事、よろしくお願いします。」
「い、いえ、こちらこそ。いつもメサイアには世話になりっぱなしと言うか……」
メサイアから離れたマルギレッタに会釈をされたリィンは恐縮した様子で答えた。
「フフ……―――時間を取ってもらってすみませんでした、レン姫。」
「うふふ、気にしなくていいわよ。エリゼお姉さんは言い残した事とかあるかしら?」
マルギレッタの言葉に微笑みながら答えたレンはエリゼに尋ねた。
「あ…………少々お待ちください。―――ユーシスさん、こちらを。」
するとその時エリゼがユーシスに手紙が入った封筒を手渡した。
「?これは一体……」
エリゼに手渡された封筒をユーシスは不思議そうな表情で見つめた。
「封筒の中身はルーファス様の”遺書”です。」
「!!」
「なっ!?まさか処刑さ
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