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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第81話
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。」
「ええっ!?」
「ほえっ!?そうだったの〜!?」
「やはり、”結社”が絡んでいましたか……」
シャロンの説明を聞いたエリオットとミリアムは驚き、クレア大尉は真剣な表情で呟いた。
「どうして古代技術をそんな方向にしか使えないのだろう……他にももっと世の為に役立つ使い方もあるだろうに……」
「ジョルジュ君……」
複雑そうな表情で呟いたジョルジュをトワは心配そうな表情で見つめた。
「そしてもう一人は”鋼の聖女”アリアンロードよ。」
「!!よりにもよって”鋼の聖女”まで現クロスベル政権に力を貸しているですって!?」
「クロスベルの皆様も厳しい戦いになるでしょうね……」
(”鋼の聖女”……”神速”の”マスター”か……)
レンの説明を聞いたセリーヌは血相を変え、シャロンは真剣な表情をし、リィンは考え込んでいた。
「”鋼の聖女”……と言う事はその”蛇の使徒”は女性なのですか?」
「ええ。ちなみにレーヴェの話では”鋼の聖女”は”槍の聖女”と瓜二つの容姿で、得物である”
馬上槍
(
ランス
)
”を使えば一軍すらも圧倒できるそうよ?」
「なっ!?」
「かのサンドロッド卿と……」
「というかその話だとまるっきり”槍の聖女”と同じだよね……!?」
「”槍の聖女”は250年前の人物………さすがに本人ではないと思うが……」
「一体どういう事なのでしょう……?」
「少々気になる話ですね……」
自分の質問に答えたレンの話を聞いたラウラは驚き、アルゼイド子爵は呆け、エリオットは信じられない表情をし、ガイウスやアルフィン皇女、エリスは考え込んでいた。
「話を戻すわね。”神殺し”を始めとした多くの”協力者”が力を貸しているとは言え、ロイドお兄さん達―――”特務支援課”はまだはぐれた仲間全員と合流できていない上ヴァイスお兄さん達――――”六銃士”達も膠着状態にある状況…………対する”Z組”は仲間全員が揃って、レン達のおかげで”裏の協力者”達が半数以上いなくなった状況だから、状況としては
互角
(
イーブン
)
―――いえ、下手をすればZ組やエレボニアの方が若干有利だと思うわよ?」
「それにクロスベルを覆う”結界”……あれを何とかしない限り、クロスベルに攻め入る事もできませんわ。」
「……少なくとも”結界”を解かない限り、我々は膠着状態と言ってもおかしくありません。」
レンの説明に続くようにマルギレッタ、リ・アネスはそれぞれ答え
「と言う事はクロスベルを覆う”結界”が消えた時が、クロスベル解放並びにクロスベル帝国建国が近いサインでもありますね……」
マルギレッタ達の説明を聞いたクレア大尉は真剣な表情で考え込んだ。
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