暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第80話
[8/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
でレンを見つめた。
「シグルーンお姉さんにZ組を監視させるのはあくまで”念の為”よ。」
「”念の為”って……!」
「我らは決して貴族連合が行ったような卑劣な真似は絶対にしませんし、我が国に全面的な非があるというのにメンフィルが推測しているような”人として”恥知らずな真似は絶対にしません!」
レンの答えを聞いたアリサとラウラは厳しい表情をし
「うふふ、逆に考えてみてよ。貴方達がメンフィル帝国に対する敵対行動をするつもりが全くないのならば、シグルーンお姉さんは貴方達にとって強力な戦力になるわよ?シグルーンお姉さんはメンフィル軍のペガサスナイトの中でも一、二を争う実力を持つ優秀なペガサスナイトである事や地上戦でも槍と剣を使える事に加えて治癒魔術と神聖魔術も扱えるし、シグルーンお姉さんの実力の一端はその目で見たわよね?」
「ま、魔術まで扱えるのですか!?」
「そう言えば結社の”使徒”との戦いの時に使っていたね。しかも治癒魔術も使えるって事は回復もできるのか……臨機応変な戦いができるから、戦力としてはありがたい存在だね。しかも実力もサラより確実に上だし。」
「……そうね。その騎士の実力があたしよりも上なのは確かね。」
「た、確かにシグルーン中将閣下の実力が凄まじいのは事実ですね……」
「あのヴィータ相手に終始圧していたものね。」
「――正直な所、シグルーン様の実力はあのレーヴェ様より上と思われますから、レン姫の仰っている事も強ち間違ってはいないかと。」
レンの問いかけを聞いたマキアスは驚き、フィーの分析を聞いたサラ教官は複雑そうな表情で頷き、エマが複雑そうな表情をしている中セリーヌは静かな表情で呟き、シャロンは真剣な表情でシグルーンを見つめた。
「というか何でその”監視役”が”聖魔皇女”の親衛隊の副長なの?プリネ達やレーヴェじゃダメなの?」
その時フィーが不思議そうな表情で尋ねた。
「クラスメイトとして貴女達と親しい間柄であるプリネお姉様やツーヤの性格を考えると”監視役”としての役目を果たせない可能性が高いでしょうし、そもそも臨時領主としてケルディックを護るプリネお姉様や、お姉様の護衛であるツーヤやレーヴェを長期間貴女達に同行させるなんて論外よ。エヴリーヌお姉様の場合は定期報告とか、そういうのは無理でしょうし。その点シグルーンお姉さんはメンフィルとリフィアお姉様に忠誠を誓っているし、Z組とも面識があるからちょうどいいでしょう?」
「それだったら、”守護の剣聖”はダメなの〜?」
レンの答えを聞いたミリアムは興味ありげな表情でエリゼを見つめた。
「―――前にも説明したと思いますが、私は”特殊任務”がある為不可能です。」
「”特殊任務”…
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ