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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第80話
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業です。せめて後1年待つ事はできないのでしょうか?それにアルフィン殿下も一生をメンフィル帝国領で過ごすのですから、せめて卒業まで待って頂けないのでしょうか?」
その時ラウラが真剣な表情でレンを見つめて尋ねた。
「あのねぇ……”戦争回避条約”で求められている現時点での実行をそこまで”妥協”してあげたのに、まだ妥協しろっていうのは図々しすぎよ。ユーシスお兄さんはその誓約書にサインを、アルフィン皇女はオリヴァルト皇子と同じ戦争回避条約と救済条約の契約書にサインした後、ユーシスお兄さんの件同様アルフィン皇女に渡された自分自身の誓約書にサインをすれば、この場はそれで勘弁してあげるのよ?」
「……………………」
「……確かに現状を考えると、それしかねぇな……」
「そんな……ユーシス君まで……」
「”Z組”のほぼ半分が今年度で去ってしまう事にもなるな……」
「…………ッ!」
呆れた表情になったレンの指摘を聞いたラウラは反論できず黙り込み、トヴァルは複雑そうな表情をし、トワとジョルジュは辛そうな表情をし、サラ教官は唇を噛みしめてレンを睨み
「それと3人がそれぞれの書類にサインをすれば、メンフィル帝国領内に”カレイジャス”が停泊する事を許可する上メンフィル帝国領内での転移魔法陣を使った移動も許可するし、正規軍のメンフィル帝国領の通過の許可も降りる事になっているわ。」
「そうなると……帝都に進撃する際どうしてもメンフィル帝国領の通過が必要な第三機甲師団や第四機甲師団の通過も認めると言う事ですか?」
レンの説明を聞いたクレア大尉は真剣な表情で尋ねた。
「ええ、更にメンフィル帝国領内での補給も許可するわ。後シグルーンお姉さんをしばらくの間、”Z組”に同行させてもらうわよ。」
「え…………」
「わたし達に同行するって……」
「もしかしてボク達と一緒に戦ってくれるの!?」
レンの話を聞いたリィンは呆け、フィーは目を丸くし、ミリアムは目を丸くしてシグルーンを見つめた。
「はい。期間以内は皆様の”協力者”として、助力致しますわ。」
「…………”監視役”の間違いじゃないのかしら?」
「か、”監視役”って……」
目を細めるサラ教官の言葉を聞いたエリオットは不安そうな表情をし
「まあ、それもあるわね。わかっているとは思うけど、メンフィル帝国のエレボニア帝国に対する信頼度は”0”どころか、マイナス100%よ。」
「ま、まさかわたくし達がメンフィル帝国に対して、貴族連合がやったような事をすると思っているのでしょうか……?」
「つまりはオレ達も疑っているのか……」
レンの説明を聞いたセレーネは信じられない表情でレンを見つめ、ガイウスは真剣な表情
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