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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第80話
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4、9、10項が消滅するとなりますと…………」
「金に関する条約はほぼ全て消滅する上、100兆ミラと支援物資の贈与に加え、バルヘイム宮の修繕費の半分以上を負担するだとっ!?」
「滅茶苦茶簡単だし、凄くお得な条約じゃん!」
「確かにこれなら今すぐ実行できる簡単な条約ね。」
「というか、100兆ミラや支援物資の贈与に加えて自分達が爆撃したバルヘイム宮の修繕費の半分以上も負担するなんて、メンフィルはどこまで余裕があるのよ……」
クレア大尉は真剣な表情で戦争回避条約と救済条約が書かれてある書類を見比べ、見比べていたトヴァルは信じられない表情で声を上げ、ミリアムは目を丸くして声を上げ、セリーヌは静かな表情で呟き、サラ教官は疲れた表情をし
「な、なななななななっ!?」
「うふふ、慌てる必要はありませんわよ、お嬢様?お嬢様はリィン様の重婚を受け入れているのでしょう?それよりもいっそ、アルフィン皇女殿下と共にこの場で結婚してはいかがですか♪」
「シャ、シャロンさん………そんな事を言ったらアリサさんが更に混乱しますよ……」
混乱しているアリサの様子を見て微笑みながらフォローと共に提案をするシャロンを見たエマは冷や汗をかいて苦笑しながら指摘した。
「驚いた。本当にリィン、逆玉の輿になるじゃん。」
「阿呆。よく読んでみろ。”降嫁”と書かれてあるだろうが。」
目を丸くしているフィーの言葉を聞いたユーシスは呆れた表情で指摘し
「”降嫁”とは何なのだ?」
「”降嫁”とは皇族や貴族が”自分達より下の身分に嫁ぐ事”だ。この場合はアルフィン殿下が”皇族の身分を捨ててシュバルツァー家の子息であるリィンに嫁ぐ事”になるな。」
「……………」
ガイウスの疑問にラウラは答え、リィンは救済条約の内容を見つめたまま石化したかのように固まり続け
「リ、リィンさん…………」
「ムッ………」
頬を赤らめて嬉しそうな表情でアルフィン皇女に気付いたエリスは頬を膨らませてジト目になった。
「クスクス、貴女の双子の妹だけあって焼き餅な所も貴女とそっくりね?」
「……否定はしません。」
エリスの様子を微笑ましそうに見つめるシグルーンの指摘にエリゼは静かな表情で答えた。
「ヴァイスさんが知ったら、大笑いするでしょうね♪」
「ア、アハハ……確かにヴァイス様ならありえそうですわね。」
「というか確実に彼を羨ましがるのではないかと。」
微笑みながら言ったルイーネの言葉にマルギレッタとリ・アネスは苦笑しながら答えた。
「確かにこの条約なら今すぐ実行できる容易な内容だが…………」
「一体何故この条約を考えたのだい?アルフィンとリィン君の子供や
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