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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第79話
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は疲れた表情をし、ラウラとトヴァルは唇を噛みしめ

「…………我が社の事を考えて頂いた上、お忙しいところ未来の契約内容をご丁寧に用意して頂き、感謝致しますわ。後で必ず拝見させて頂きますし、会長にも拝見して頂きますわ。」

「シャロン…………」

ルイーネに会釈をするシャロンの様子をアリサは複雑そうな表情で見つめていた。



「―――レン姫、”戦争回避条約の救済条約”はいつ発表するおつもりですか?」

「うふふ、”飴”は最後に取っておこうと思っていたのよ。その方が様々な効果が倍増するし♪」

エリゼに指摘されたレンは小悪魔な笑みを浮かべて答え

「え………」

「せ、”戦争回避条約の救済条約”、ですか?」

「……一体どういう内容のものなのですか?」

レンの答えを聞いたリィンは呆け、アルフィン皇女は戸惑い、アルゼイド子爵は真剣な表情で尋ねた。



「名前の通り、さっき発表した”戦争回避条約”の内容を”救済”する”条約”よ。その条約を実行すれば、何と”戦争回避条約”の条約の内4つも実行したと同然の扱いをされてその時点でその4つの条約は消滅して、更に残りの条約の内の一つの条約の内容が緩和されている”救済条約”よ。しかも条件がとっても簡単でこの場で今すぐ実行できる条約よ。勿論今この場にいる誰かを処刑しろみたいな酷い内容でもないわ♪」

「何っ!?」

「ふえええっ!?よ、4つも!?」

「内容がわからぬが、それを実行すれば”戦争回避条約”の中にあった今すぐこの場で最低二つを実行するという内容をこなした事にもなるな……」

「悪趣味だね。わたし達が困っている所をさんざん見てからそんなのを出すなんて。」

「フィ、フィーちゃん。」

「今は口を慎んだ方がいいですよ……?レン姫の機嫌を損ねたら、その条約を教えてくれないかもしれませんし………」

レンの説明を聞いたユーシスとトワは驚き、ラウラは考え込み、ジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたエマとセレーネはフィーを宥めていた。



「……それでその”救済条約”は一体どんな内容なのかな?」

「………………」

「エリス……?」

オリヴァルト皇子は真剣な表情で尋ね、複雑そうな表情で自分を見つめるエリスに気付いたアルフィン皇女は不思議そうな表情で首を傾げた。

「―――またお願いしてもいいかしら、エリゼお姉さん、シグルーンお姉さん。」

「「御意。」」

そしてレンに指示をされたエリゼとシグルーンは手分けしてリィン達に”戦争回避条約の救済条約”が書かれてあるコピーの書類を配り、リィン達は即座に読み始め

「「………………………………え。」」

書類の内容を読んでいたリィンとアルフィン皇女は同時に呆けた声
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