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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第78話
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国は”百日戦役”の件で、エレボニア帝国に対して色々と思う所があったからかもしれませんわね……………」

オリヴァルト皇子は重々しい様子を纏って呟き、アルフィン皇女は辛そうな表情で呟いた。

「―――それと。遊撃士協会もメンフィル、クロスベルによる二大国侵攻については黙認するとの事です。」

「何だとっ!?」

「ゆ、遊撃士協会まで……!」

「一体どうやって遊撃士協会を黙らせたのよ!?」

エリゼの話を聞いたトヴァルは声を上げ、エリオットは表情を青褪めさせ、サラ教官は厳しい表情で尋ねた。



「―――レマン自治州にある遊撃士協会の本部に制圧したエレボニアの地域内に情報局の手によって次々と撤退させられた遊撃士協会の支部の復活の許可や100兆ミラを”寄付”する話を持ち掛けたら、案外素直に応じてくれたそうよ♪勿論、戦争を起こした際は可能な限り市民達の被害を抑える事や、”百日戦役”のようにあからさまに市民達に危害を加えない事と市民達の避難誘導を行う遊撃士達の妨害はしないという誓約はしたわよ。」

「っ!!」

「うわっ!?遊撃士協会はあの件についてまだ根に持っていたんだ!?」

「……そしてそのツケがよりにもよって今になって返ってきたんだ。」

レンの答えを聞いたクレア大尉は辛そうな表情で唇を噛みしめ、ミリアムは驚き、フィーは真剣な表情で呟き

「クソッ!本部の連中は何を考えているんだ!?支部の復活と金の為だけに戦争を黙認するなんて……!」

「エレボニア帝国の国家予算をも軽く越えると思われる”寄付金”だとさすがに考えるでしょうし、加えて支部の撤退の件で元々エレボニア帝国自体に対していい感情を持っていなかった事も要因でしょうね……」

トヴァルは怒りの表情になり、サラ教官は厳しい表情で考え込んだ。



「そ、そうなると唯一仲裁してくれる組織で残っているのは”七耀教会”だけじゃないのか!?」

「―――いえ、七耀教会も恐らく仲裁に動かないわ。」

マキアスの言葉を否定するようにセリーヌは静かな表情で答えた。



「セ、セリーヌ……?一体どういう事……?」

「何故七耀教会が動かない事がわかるんだ?」

セリーヌの答えを聞いたエマは不安そうな表情をし、ガイウスは真剣な表情で尋ねた。

「忘れたのかしら?”七耀教会が崇めている女神”――――”空の女神(エイドス)”自身がエレボニア帝国の内戦やメンフィルとの外交問題について介入するつもりはないって本人が言っていた事を。」

「あ…………」

「確かに本人も言ってたね。」

「その代わりに私とエマに”餞別”を授けてくれたのであったな……」

セリーヌの指摘を聞いてある事を思い出したアリサは表情を青褪めさせ、フィ
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