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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第76話
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姫達やシルヴァンお兄様達の前でこう言ったそうよ。―――――『ハーメルの民達の無念を切り捨てたエレボニアは勿論ですが、私達リベールも”空の女神”御自身がこのゼムリア大陸に降臨した今こそ”空の女神”にエレボニアとリベールが犯した罪を告白し、償う時だと思うのです。』、とね。」
「それは………………」
「……アリシア女王陛下は国内に混乱が起きる事を承知の上で、”ハーメル”の民達の無念を晴らそうとされているのですか…………」
「「………………」」
レンの説明を聞いたオリヴァルト皇子は複雑そうな表情をし、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏い、クレア大尉とアルフィン皇女は辛そうな表情で黙り込んだ。
(案外本人がその話を聞かされても、『ただの新妻』にそんな事を言われても困るって言いそうだけど。)
(さ、さすがにそれはないと思いますよ、フィーちゃん……?)
(………そうかしら?あのふざけた女神だと本当にそう答えそうで洒落になっていないわ。)
ジト目になったフィーの小声を聞いたエマは冷や汗をかき、セリーヌは疲れた表情をし
(”実物”を知っている身とすれば、色々と複雑ね……)
(だよなぁ?頑なに”空の女神”扱いされる事を嫌がる自称”ただの新妻”だぞ?)
サラ教官とトヴァルはそれぞれ疲れた表情で小声で会話をしていた。
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