Ammo05。 VS竜悴公姫・ヒルダ
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体を切り刻む!
狙うのは目玉模様の付いた皮膚。
そこに魔臓はある……というのはブラドだけだ。
ヒルダのソレはフェイク。
正確な位置は本人も知らない。
だから、魔臓の位置が解るまで斬りまくってやった。
斬った場所はすぐに塞がるから、そう簡単に死なないだろうしな。
「やッ……やめ……やめなさいッ……やめろっ……」
「そういった理子の言葉に耳を貸した事はあるのか?」
「……何故、アイツの名前を……そうか、そういうことね。……可笑しいと思った……のよ。武偵が来るなんて。 ……アイツが……アイツが呼んだのね? ……全てはアイツが……許さない!」
「なんか、勘違いしてるみたいだけど……それは違うからな?」
あれ? もしかして、変なフラグ立てた?
りこりん強襲フラグ立てちゃった?
……気のせいだな。うん。
りこりんは無実ですことよ?
聞いてる? あっ、聞いてないな。 ……ドンマイりこりん!
さて、気をとりなおして。
ヒルダが隠してる魔臓見つけないとな。
魔臓とは、一種の臓器みたいなものだ。
臓器は筋肉の集まりみたいなものだから。
その理屈なら音が聞こえるはずだ!
『筋肉感知』で他の筋肉や臓器とは違った音がする箇所を確認する。
ふむふむ、なるほど、魔臓はそことあそことそこらにあるのか……。
魔臓の位置を確認した俺は木刀を腰に差し、日本刀を鞘に収める。
そして。超高速で移動して不可視の銃撃の要領で同時攻撃の居合を放った。
「星空流奥義『龍星群!』」
ザシュザシュザシュザシュ……!!!
脚の筋肉の出力を上げることで速く動き、さらに武器を持つことでガンダールヴの力も使い、高速移動を可能にする。今の俺は忍者みたいに分身してるかのような動きが出来る!
四人に分身して(実際には超高速で動くことで分身してるかのように見える)居合を同時に放って、四つあるヒルダの魔臓を破壊した。
魔臓を破壊されたヒルダは断末魔を上げる。
「……キャァァァアアア??」
その効果はすぐに現れた。
(無限回復力が途切れた……いける!)
ヒルダの体からはおびただしい血が流れている。
普通の人間なら失神してるか、出血死してるくらいの出血量だ。
しかし、そんな中でも。
「______ひぃいぃ……!
……私が、この私が、悪い夢だわ……夢よ。これは、夢……だってありえないわ。この私が…………」
まだ意識があるヒルダはずりずりと這いずりまわって、逃げようとしていた。
「どこに行くんだ? 人間ごときから逃げるのか _____高貴な吸血鬼さんよ?」
「ひぃ……ひぃいぃぃぃ……!」
「竜悴公姫・ヒルダ。お前
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