Ammo05。 VS竜悴公姫・ヒルダ
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あるけどな、脳から出された命令が神経を通る際に微弱な電気を発生させるんだ。その電流によって筋肉は動く。
で、だ。もし、人より筋肉の密度が高くて、筋繊維のバネが密集してる奴に電流を多く流せばどうなると思う?
答えは簡単……いつもより、筋肉が動きやすくなるんだよ。今の俺みたいに、な」
もちろん、誰でも出来ることじゃない!
高圧電流に耐えられる耐久性、忍耐力、体質。
それらがなければ死に至る。
幸いにも俺は普段から電流に対抗する為の訓練を受けて、身体は電流流しに慣れていた為出来る。
(まさかヒルダの奴もキレた時の母さんのお仕置き方法が高圧電流を流すこととは思わないよなー……日常的にビリビリ受けてれば嫌でも慣れるさ、うん……)
今の俺はヒステリアモードの金次以上の力が出せる。
俺は金次のように性的興奮で神経系の強化はできないが、外的要因によって筋繊維を刺激することで筋肉の動きをより活性化できる!
今の俺なら筋肉だけで常人の250倍の出力を余裕で出せる!
これは高圧電流を受けることで身体強化する技。
名付けて『雷神』。
「さて、問題です。ヒルダさん。
『弱者が強い者に遭遇しました』……貴女ならどうしますか?」
俺はさっきヒルダがした発言を質問に変えて彼女に返した。
さあ、答えてみろよ。
高貴な吸血鬼なら答えられるだろう?
「……このッ……ネズミの分際で!」
「俺がネズミならお前はハムスターか?」
俺は至近距離から不可視の銃撃で法化銀弾を放ち、ヒルダの背に生えている翼に風穴を開けた。
「……ッ!」
「オラオラまだ行くよ!」
続いて二丁撃ちで法化銀弾を放ちまくる!
右の翼に大きな風穴が開いて、飛んで逃げようとしたヒルダはバランスを崩す。
続いて左の翼に風穴を開ける。数十発の銀弾が翼に命中してヒルダは飛行が出来なくなった。
大きく穴が開いた翼は形が保てなくなり、重さで崩れ落ちた。
だが……それでも。
それでも、まだ。ヒルダはまだ戦意を失っていなかった。
「……許さない、許さないわ……お前、絶対に許さない」
翼がもげた状態になってもヒルダは倒れない。
それどころか翼は自己蘇生を始めている。
……『無限回復力』か。
やはり、『魔臓』を破壊しないと倒れないようだな。
さすがは吸血鬼。耐久性ハンパないな。
なら……アレを試すか。
「オラオラ……まだだ、まだ終わらんよ」
俺は人生で一度は言ってみたかった台詞を呟きながら、弾切れになったFiveSevenと、デザートイーグルを地面に落とし、背中に背負っていた木刀と腰に差していた日本刀を抜いて、ヒルダの
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