暁 〜小説投稿サイト〜
インタビュー・ウィズ・キラー 慈愛なる殺人鬼の告白
第1話 後半戦-1 誰よりも貴女の死を恐れ、誰よりも貴女の死を望む

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「自己紹介は……しなくていいっか」

「ちなみに私のことを”姉貴”って呼んでるのは」

「”義弟”の常守 竜夫だ。ドラって呼ばれてる」

「知ってると思うけど……」

「天野出版 社長の沢村 鉄雄です」

「他にも部下の山科と勝利ってヤツに……公安と外事課に所属してる倉木と美希っていうのが」

「あのー話の方は?」


ハッとした表情してる。

咳払いすると何事も無かったかのように話を続けようとしていた。

意外と天然なのか?この人。


「えっ〜どこから話そうかな……」

「もし、事件の全容を話していただけるなら」

「ありのまますべてを記事にします」


「姉貴……」

「良いの。私はココにすべてを話す覚悟で来てるんだから」

「じゃ……まずはフジコどこ私の繋がりからね」

「はい」


「始まりは〜1993年の春辺りからね」
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