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101番目の舶ィ語
第十三話。デート・ア・キリカ
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コでちょくちょく会話してるんだもん。ちょっと気になっちゃうよ」

そして、不貞腐れるように唇を尖らせた。

「あー、そっか。すまん。敵にも『魔女』がいるから警戒して、街を変えたんだ。そっか、街の外にいたキリカにも解らない状態になっちまうのか」

「んー? 私だけ仲間はずれー、とかじゃないの?」

「俺にそんなつもりはないが、そうだな……キリカ、『仲間を信じ、仲間を助けよ』、だ。もしくは、『自ら考え、自ら行動せよ』、だ」

「むー、何それ? 勝手にやれってこと?」

「違う。俺や仲間を信じろってことだ」

そう言うと、何故かキリカは驚いた顔をした。

「……私も君にとってちゃんと仲間に入ってるんだね」

「当たり前だろ! お前はもう、大切な俺の物語だからな」

「……っ??」

「……キリカ?」

ん? なんで、そこで顔を赤くするんだ。
って、そうか。
ロア達にとって大切な物語って発言はプロポーズみたいなものだったな、確か。
いけねー、武偵高のノリで大切な仲間って言おうとしたのを失敗しちまった。
どうする? 訂正するか……だが、ここでそういう意味じゃないなんて言うものなら、何をされるか……。
困ったな、なんて言えばいいんだ?

「そっか、そうなんだね。うん、君はそうだよね……そんな君だから、私は……」

「キリカ?」

「ううん、何でもない。それよりそっか、心配して損しちゃった。モンジ君、私に隠し事してたわけじゃないんだね」

「あ、ああ。そんなつもりはなかったんだが……そんな風に思わせちまってごめんな。一人だけ仲間はずれにされたら嫌だよな? もっと考えるべきだったな」

夜霞を出て、月隠に入れば『魔女』の探査範囲から外れる。それは同時に仲間の『魔女』に不安を与えることになる。そんなこと、思ってもみなかった。完全に失念だ。

「ほんと、ごめんな、キリカ」

俺はキリカに頭を下げた。

「あはっ、モンジ君ったら。そこまで反省しなくてもいいのに」

キリカの困ったような声を聞いて顔を上げると、キリカは安心したみたいに『ふーっ』と深い吐息を零して。

「焦って飛び出して来ちゃったから汗掻いちゃったよ」

在ろう事か胸元を捲り、パタパタと扇ぎ始めた。
バカ! そんなことをしたら……ああ、ダメだ。なる。なっちまった。
ヒステリアモードに。

「……まったく、困った子猫ちゃんだ」

「ふふ、子猫は甘えたがり屋……な……んだ……よ……あれ?」

キリカは笑いながら甘える声を出していたが……

「キリカ!」

話してる途中で突然、ふらりと前のめりに倒れそうになる。

「っと、大丈夫か! しっかりしろ!」

俺は腕を伸ばしてキリカの体
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