第十三話。デート・ア・キリカ
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コでちょくちょく会話してるんだもん。ちょっと気になっちゃうよ」
そして、不貞腐れるように唇を尖らせた。
「あー、そっか。すまん。敵にも『魔女』がいるから警戒して、街を変えたんだ。そっか、街の外にいたキリカにも解らない状態になっちまうのか」
「んー? 私だけ仲間はずれー、とかじゃないの?」
「俺にそんなつもりはないが、そうだな……キリカ、『仲間を信じ、仲間を助けよ』、だ。もしくは、『自ら考え、自ら行動せよ』、だ」
「むー、何それ? 勝手にやれってこと?」
「違う。俺や仲間を信じろってことだ」
そう言うと、何故かキリカは驚いた顔をした。
「……私も君にとってちゃんと仲間に入ってるんだね」
「当たり前だろ! お前はもう、大切な俺の物語だからな」
「……っ??」
「……キリカ?」
ん? なんで、そこで顔を赤くするんだ。
って、そうか。
ロア達にとって大切な物語って発言はプロポーズみたいなものだったな、確か。
いけねー、武偵高のノリで大切な仲間って言おうとしたのを失敗しちまった。
どうする? 訂正するか……だが、ここでそういう意味じゃないなんて言うものなら、何をされるか……。
困ったな、なんて言えばいいんだ?
「そっか、そうなんだね。うん、君はそうだよね……そんな君だから、私は……」
「キリカ?」
「ううん、何でもない。それよりそっか、心配して損しちゃった。モンジ君、私に隠し事してたわけじゃないんだね」
「あ、ああ。そんなつもりはなかったんだが……そんな風に思わせちまってごめんな。一人だけ仲間はずれにされたら嫌だよな? もっと考えるべきだったな」
夜霞を出て、月隠に入れば『魔女』の探査範囲から外れる。それは同時に仲間の『魔女』に不安を与えることになる。そんなこと、思ってもみなかった。完全に失念だ。
「ほんと、ごめんな、キリカ」
俺はキリカに頭を下げた。
「あはっ、モンジ君ったら。そこまで反省しなくてもいいのに」
キリカの困ったような声を聞いて顔を上げると、キリカは安心したみたいに『ふーっ』と深い吐息を零して。
「焦って飛び出して来ちゃったから汗掻いちゃったよ」
在ろう事か胸元を捲り、パタパタと扇ぎ始めた。
バカ! そんなことをしたら……ああ、ダメだ。なる。なっちまった。
ヒステリアモードに。
「……まったく、困った子猫ちゃんだ」
「ふふ、子猫は甘えたがり屋……な……んだ……よ……あれ?」
キリカは笑いながら甘える声を出していたが……
「キリカ!」
話してる途中で突然、ふらりと前のめりに倒れそうになる。
「っと、大丈夫か! しっかりしろ!」
俺は腕を伸ばしてキリカの体
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