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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生  【リメイク】
原作編
三回戦 前日
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プラウダ高学園艦


「明日は三回戦だというのに余裕ですわね練習しなくてよろしくて?」

「燃料がもったいないわ。相手は聞いたこともない学校よ」

確かに聞いたことはありませんでしたわ。
でも、隊長のみほさんはいいセンスを持ってますわ。
それに大洗には大狩流の方もいることですし、一言だけ言ってあげたほうがいいかもしれませんわね。

「でも隊長は家元よ。西住流の」

それを聞いて体を少し動かしたカチューシャは後ろで立っているノンナに

「なんでそんな大事なことを言わないの!」

「何度も言いました」

「妹の方ですけど」

ダージリンの捕捉を聞きカチューシャが落ち着きを取り戻した。

「なんだ。妹の方か、ビックリさせないでよ」

そう、去年の大会で戦い、プラウダに決定打を与えるきっかけになってしまったみほのことだったため安心できたのです。

「でも、無名校をここまで引っ張って来たの」

「そんな事をいいに来たの?」

「それだけではないわ。大洗には白河の選手が数人ほど転校しているわ。その中には此処に一週間の留学に来た大狩流の方もね」

それを聞いたカチューシャがいきなり立ち上がって、

「ノンナ、すぐに練習の準備をして」

「練習はしないのでは?」

「何のんきなことを言ってるの、相手は西住流だけでなく、大狩流もいるのよ。しかもあのリカだよ」

「私は帰った方がよろしいでしょうか」

そう、カチューシャは梨華との模擬戦で嫌な思いしかしていないのです。
ほとんどの模擬戦で引き分けか敗北を味わっていることから、危険度が高くなっているのです。
そして今の状況を考えてダージリンは、戻ることを提案し、それをカチューシャは

「そうね。ダージリン、良い情報をありがとね。行くわよノンナ」

二人は慌ただしく部屋から出ていった。
そしてそのあとにダージリンも帰ったのである。
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