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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生  【リメイク】
原作編
三回戦 前日
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ですが、私は何処と無くおもったことがありました。
それは、「今頃、始めるのですか?」と言うものです。
この学園で戦車道が始まったのは今年の四月。そして今は六月の中旬です。
どう考えても始めるのが遅い気がしました。

「略してそど子だ」

「会長!名前を略さないでください!」

「隊長、チーム名どうしよっか?」

「ムキィー!」

そりゃぁ〜、スルーすればそうなりますよね〜。
なんとなく園さんの気持ちがわかる気がします。
と言うことなので・・・

「考えるのはあとにして、先に自己紹介してもいいですか?」

いきなりみんなの後ろから声が聞こえた為か、全員がこちらを向いてきたのです。
いや〜、予想通りの反応ですね。
面白くないです。

そのあと、会長に許可をもらい、私たちは風紀委員の隣に立ち、

「四月に転校してきました、大狩梨華と言います。どうかお見知りおきを」

「同じく転校してきました、中橋裕香です。戦車道では通信手をやってます」

「国立白河女子高等学校からの転校です。よろしく」

順調のところで流れ壊さないでよ。
さやねってなにかしら楽しみたいのかな?

「さやね、名前を言ってないよ」

「そう・・・、木島さやねです」

いや、これは疲れていて面倒なんだね。
どう見てもやる気がしないもんね。
いったい何をすればそんなに疲れるのかな?

「高橋絵里と言います。西住さん、頼りにしてますよ」

「絵里。威圧しないの」

去年負けたのが悔しいからって、あんな分かりやすいことしちゃダメだよ。
戦車道なんだから礼節を持って接しないと。

「大上亜依です。装填手をやってます。よろしくねー」

ただの自己紹介なのに、何でこんなにもいつもと違うの?
もっと気楽にいきたいよね。

「牛目はやです。頑張って優勝しましょう!」

「山元みのりです。去年は白河でフラッグ車の護衛をしてました」

「神下幸です。まだまだ未熟ものですがよろしくお願いします」

「木島さいかです。足を引っ張らないようにがんばります」

そうそう、こんな感じなのが普通だよね。
でもさ、はや達にできて私たちにできないって、なんか敗北感を感じるんだけど。
たかが自己紹介でこんなにも重く感じるなんて。
こんなに重く感じたのはいつ以来かな?

「というわけで、この九人にも明日から参加してもらうよ」

そうですね。
明日の三回戦から参加ですもんね。
それに私の予想通りプラウダが対戦相手ですし。
まぁ、基本的に別行動なので、作戦とかは関係ないですけどね。
それが遊撃隊でしょ!

「そんなわけでよろしく」

そういえば、今頃カチューシャは何をしているのかな?



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