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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第75話
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さい、エリス……!わたくしのせいで学院を去る事に……!ううっ…………!」

「姫様……私の事は気にしないで下さい。私の場合は自業自得なのですから……」

「……………………」

エリスの答えを聞いたリィンは辛そうな表情をし、アルフィン皇女は涙を流して謝罪してエリスに慰められ、その様子を見ていたオリヴァルト皇子は重々しい様子を纏って黙り込んでいた。



「ああ、それと。退学で思い出したけどリィンお兄さんも今年度限りでトールズ士官学院を退学して、クロイツェン州の統括領主として色々学んでもらう為にクロイツェン州の”臨時統括領主”であるレン達の元で”統括領主”としての勉強をしてもらうからね。」

「!?」

「ええっ!?リ、リィン君まで!?」

「何ですって!?理由は何よ!?」

レンの話を聞いたリィンは目を見開き、トワは驚き、サラ教官は厳しい表情で尋ねた。



「逆に聞くけどそもそもリィンお兄さんがトールズ士官学院に入学した一番の”理由”は何だったのかしら?」

「リィンがトールズ士官学院に入学した一番の理由……」

「あ、もしかして……!」

「―――プリネ様の”護衛”ですわね。」

レンの問いかけを聞いたガイウスは考え込み、ある事に気付いたアリサは目を見開き、シャロンは静かな表情で呟いた。



「そう言う事。護衛対象であるプリネお姉様も今年度限りでトールズ士官学院を退学するんだから、プリネお姉様を護る為に留学させていた護衛も退学させて当然でしょう?」

「プ、プリネも退学するだって!?」

「……理由は何?」

レンの話を聞いたマキアスは驚き、フィーは真剣な表情で尋ねたその時

「…………戦争状態にまで陥ってしまったエレボニア帝国に自国の皇女を留学させてまで友好を結ぶ必要が無くなった……―――そう言う事かい?」

オリヴァルト皇子が真剣な表情でレンを見つめた。



「ええ。それと当然だけどツーヤにエヴリーヌお姉様、レーヴェや”臨時”で吹奏楽部の指南役をやっていたアムドシアスもみんな今年度限りでトールズ士官学院を去る事になっているから。」

「そ、そんな…………」

「……リィンさんの件同様、護衛対象であるプリネ姫が学院を去ればルクセンベール卿達も学院を去るのが当然なのでしょうね……」

「……………っ!」

レンの答えを聞いたセレーネは暗い表情をし、クレア大尉は複雑そうな表情で呟き、サラ教官は唇を噛みしめてレンを睨んだ。



「リィンさん。わかっているとは思いますが今年度限りでトールズ士官学院を退学し、クロイツェン州全土の統括領主として……そしてシュバルツァー家の跡取りとしてプリネ姫達の許で学ぶ事……これはメンフィル帝国軍―――いえ
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