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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第74話
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「え…………ね、姉様!一体どういう事ですか!?」
エリオットの話を聞いたエリスは目を丸くした後信じられない表情でエリゼを見つめた。
「うふふ、”ドライケルス広場”を中心に戦闘を繰り広げたから、その時その場にいなかったら帝都にいるエリオットお兄さんのお姉さんも巻き込まれていないと思うわよ?」
「なっ!?」
「と言う事は本当にヘイムダルを……!」
「そ、そんな…………街中で戦闘をするなんて……」
「………………」
レンの答えを聞いたリィンは驚き、ラウラは厳しい表情をし、トワは表情を青褪めさせ、オリヴァルト皇子は真剣な表情で黙り込み
「ちなみにカレル離宮はもっと悲惨な事になっていると思うわよ?リフィアお姉様やエリゼお姉さん達が離宮の近衛兵達を片っ端から”皆殺し”にしながらエリスお姉さんを助けたんだから。きっと今頃カレル離宮は絶命した近衛兵達や軍用魔獣達の死体と血と後は人形兵器の残骸だらけになっているでしょうね♪」
「何ですって!?」
「エ、エリゼ……今の話は本当なのか!?」
楽しそうな表情で話すレンの説明を聞いたサラ教官は厳しい表情をし、リィンは信じられない表情で尋ねた。
「……斬り殺した近衛兵の数が100を越えてから、数を数えるのを止めました。」
「たった一人で100人以上も……」
「ほええ〜……近衛兵達は領邦軍の中でも精鋭部隊だったはずだけど……」
「ね、姉様……」
「そ、そんな……―――すまない、エリゼ!俺に力が足りなかったばかりにお前の手を血で汚させてしまうなんて……!」
静かな表情で答えたエリゼの答えを聞いたガイウスは呆然とし、ミリアムは目を丸くし、エリスとリィンは辛そうな表情をした。
「……レン姫。メンフィル軍によるカレル離宮での殺戮に関しましてはエリス嬢の救出の為であるとして、まだ納得できます。ですが何故、エリス嬢の救出の為に帝都を襲撃する必要があったのですか?幾ら我が国に全面的に非があるとはいえ、宣戦布告もせずに帝都の襲撃等あまりにも卑劣ではありませんか……?」
するとその時アルゼイド子爵は怒気を纏いながらも決して声を荒げる事無く静かな口調で反論した。
「あら、宣戦布告なら帝都襲撃作戦開始の30分前にグランセルにあるエレボニア帝国の大使館にシルヴァンお兄様が直接出向いて、大使を務めるクライナッハ男爵に伝えたけど?それに幸いにもメンフィル軍は民間人に直接危害は加えていないと報告に聞いているわ。」
「ええっ!?」
「皇帝自らが宣戦布告をしただと!?」
「今の状況だと30分でもカイエン公達に伝わる事はないと見越して、宣戦布告をしたのね……!」
レンの答えを聞いたアリサは驚き、トヴァ
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