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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第73話
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国解放戦線のメンバーと”神速”はリウイ陛下の御慈悲によって見逃され、パンダグリュエルから撤退しましたわ。」
シグルーンは微笑みながら答えた。
「よ、よかった〜……」
「クロウは生き延びたのか……」
シグルーンの答えを聞いたエリオットとラウラは安堵の表情をし
「……それでレン姫、そろそろメンフィル帝国のご用件―――――エレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する方法をお聞きしたいのですが。」
アルゼイド子爵は真剣な表情で先を促した。
「うふふ、その前に今まで色々と頑張ってきたリィンお兄さんに”ご褒美”をあげるわ♪二人とも入ってきていいわよ♪」
そしてレンが指を鳴らすとエリゼとエリスが部屋に入って来た!
「兄様……それに姫様も……」
「……ご無事で何よりです、兄様。」
エリスは嬉しそうな表情でリィンとアルフィン皇女を見つめ、エリゼは静かな表情で会釈した。
「エリス!?」
「エリスお姉様……!それにエリゼお姉様も……!」
二人の登場にアルフィン皇女は目を見開き、セレーネは明るい表情をし
「兄様……!」
「エリス……!」
互いにかけよった二人は互いを抱きしめ合った。
「……グス……兄様……兄様……!」
「……すまない。俺自身の力で助けることができなかった……俺に力が足りなかったばかりに…………」
「いいえ……いいえ……こうしてまた会えただけでそれだけで十分ですから……それにわたし……今まで兄様に酷いことを……」
リィンの言葉に首を横に振って答えたエリスはリィンを見つめた。
「……わかってる。もう何も言わなくていい……とにかく良かった……こうしてお前を抱きしめられて。レン姫……エリスを助けてくれてありがとうございます…………」
「フフッ、レンは何もしていないわよ。直接エリスお姉さんを助けたのはエリゼお姉さんやリフィアお姉様達だし。」
リィンに視線を向けられたレンは微笑みながら答え
「そうだったのですか……エリゼ、本当にありがとう……」
「―――いえ。私はエリスの姉として当然の事をしたまでです。礼を言うべき相手はエリス救出の為に動いてくれたリフィア殿下を含めたメンフィル帝国の多くの人々です。」
リィンに視線を向けられたエリゼは静かな表情で答えた。一方その様子をアリサ達は冷や汗をかいて見守っていた。
「ハッハッハッ!早速見せつけられちゃったねぇ♪」
「グス……まったくもう……」
「シスコン極まれりだね。」
「ふふ……微笑ましいわね。」
「えへへ……でもよかった。」
「ああ……」
「フフッ、わたくしはちょっと羨まし
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