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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第72話
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……………」
「……なるほど。この上なく合理的ですね。」
「これで東部と西部の双方に”第三の風”を吹かせられる………」
「ハハ、なんつーかギルド顔負けの発想ですね。」
オリヴァルト皇子とアルゼイド子爵の話を聞いたリィン達が黙り込んでいる中、クレア大尉は頷き、サラ教官は静かな笑みを浮かべ、トヴァルは苦笑した。
「フッ、君も含めて葡陶を受けているからね。――そして、アルフィン。」
「は、はいっ!」
「できたら君にはこの艦に残ってもらいたい。”カレイジャス”の所有者は父上であり、アルノール皇家。皇族の後ろ盾があれば彼らも動いやすいだろうからね。」
「あ…………」
オリヴァルト皇子の話を聞いたアルフィン皇女は考え込んだ後やがて微笑みを浮かべた。
「ふふっ……わかりましたわ。今後、皆さんの活動の正当性はわたくしが保証してみせます。エレボニア帝国皇女―――アルフィン・ライゼ・アルノールの名にかけて……!」
「殿下……」
「はわわっ……」
「……勿体ないお言葉。」
「フッ、これはもう肚を括るしかあるまい。」
「ああ……そうだな。」
そしてリィン達は互いの顔を見合わせて頷いた後トワが代表して言った。
「飛行巡洋艦”カレイジャス”―――謹んでお預かりします……!」
「帝国東部のこと……自分達にお任せ下さい!」
「ああ―――よろしく頼む。」
「フッ、期待させてもらうよ。」
トワとリィンの言葉にアルゼイド子爵とオリヴァルト皇子が頷いたその時
「うふふ、”そっち”のお話は纏まった事だし、次はレン達のお話を聞いてもらうわよ?」
何とレンがシグルーンと共に会議室に入って来た!
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