ハイスクールD×D 神様のレシピ
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「そう、必要になるのは認める。そんで出来るだけ早く作りたい、これも理解できる。だがな、いきなりでかい規模でやるのは止めた方が良い。これは確実だ」
「続きを」
「まずは、運営側にノウハウがないという事だ。上級悪魔に関しての学校はあるが、それ以外はない。つまりは全く新しい試みだ。予想は出来るだろうが、所詮は予想だ。思わぬアクシデントが発生する事だってある。ここまでは理解できるか?」
「大丈夫です。ですが、私達にも眷属を育成する事が」
「そこだ。眷属っていうのは身内だ。何かあっても身内内の事だし、それがはぐれ悪魔にならない限り失敗を笑いはしない。だが、支取の想定する学校ではそうはいかない。眷属を鍛えるのと生徒を鍛えるのを同一に見るのは間違いだ。生徒は法的に守れない。失敗をすればそれはそのまま嘲笑や批評になる。それは支取達だけでなく生徒にも向く。これはその後の運営に致命的ダメージを与える可能性がある。だから、最初はカバーできる人数で私塾みたいな形で進める。最低でも5年はノウハウの獲得に費やす。もちろん、少しずつ人数を増やしていくのは構わないだろうがな。その後、生徒の中から誰かが成果をあげるまでは規模を広げる事はしない。実績っていうのは重要だ。実績っていうのはそのまま信頼につながる。そこから再び規模をおきくしていく。その際に教師側も新たに増やしていく。この教師は生徒からだな。利点は話さなくてもわかるな。こういう風に少しずつ規模を大きくしていかなければ危険が多い。だから、学校は反対だ。絶対に支取の想定は甘い。断言してやるよ。お前のお姉さんにも覚悟を決めて話してみろよ。似たような事を言われるさ。もしくは力づくで解決するか?」
「いえ、ですが、そんな」
「下の為の道が必要だっていうのは認めるさ。だが、想定の甘さで周りを巻き込むなら止める。よ〜く考えろ。考えるってのは高等生物にのみ許された至上の行為だ。相談ならいくらでも乗ってやる。ただな、時間をかけるっていうのも間違いじゃないって事を覚えておけ。走り出したら立ち止まってる暇がないような夢だ。こける事も許されない。しっかり考えて、相談して、またしっかり考えろ。自分や種族全体だけでなく、それを与えられる下の者の立場にもなって考えてみるんだ」
「はぁ〜、グレモリーの奴は何やってんだか」
深夜にコンビニに買い物に行った帰り、見事にはぐれ悪魔に絡まれた。
「貴様の所為で我が家が!!」
訂正、オレが原因だったか。使い魔らしい大量のコウモリがオレに襲いかかってくる。仕方ない、当方に迎撃の準備あり。右手の人差し指を眉間に押し当てて念じる。
「なっ、何が!?」
相対する悪魔が驚く。何故なら全てのコウモリが叩き落とされ
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