ハイスクールD×D 神様のレシピ
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になった分も含めてある程度の無理はさせてもらいますよ、グレイフィアさん」
「ここぞという一番の大仕事でお呼びさせていただきましょう」
「そいつは責任重大だ。意地でも負けるわけにはいかないな」
「また仕事帰りですか、安藤君」
「おや、次期生徒会長様じゃありませんか。でかい仕事帰りですよ。おかげで綺麗な身になれましてね。今日はかなり機嫌よく眠れるそうですよ」
「はぁ〜、堂々とサボり宣言ですか」
「ため息をついてると幸せが逃げるぞ」
「幸せが逃げるからため息をつくんですよ」
オレが寝転がっている貯水タンクの上に軽く跳んで上がってくるとは、相変わらず悪魔のスペックはすごいと思いつつ上半身を起こす。そのままだとスカートの中が見えるからな。
「そんで、何かご用で?」
「不良生徒の注意、は、また今度ですね。今日は、第三者に話を聞いてみたい事があるんです」
「それは真面目な話で?」
「はい」
「なら、放課後にここで。時間がかかるでしょうし、ここには色々と機材を隠してますし、天気もいいんで」
「相変わらず学園に不要物を持ち込んで」
「バレなきゃいいんですよ、バレなきゃ」
「私が生徒会長になったら一番に撤去して見せます」
「なら、新しい隠し場所を探さないとな」
お互いに軽口が叩けるぐらいには仲の良い支取蒼奈、本名ソーナ・シトリーと放課後に約束を取り付けて昼寝と洒落込む。
誰かに揺すられているのを感じて目を開けると、支取がオレの顔を覗いている。
「やっと起きましたか。まさか昼休みからそのままですか?」
「お〜ぅ、おはようさん。ご推察の通りだ。ちょっと待ってくれよ」
携帯ガスコンロでお湯を沸かせながらインスタントコーヒーを用意してお湯を注ぐ。支取にも渡して砂糖とミルクもつける。
「手際の良い事で」
「所詮はインスタントだからな。それで、話って?」
濃い目に作ったコーヒーをすすりながら尋ねる。
「私の夢に関してなんです」
支取がいうには上級悪魔、つまりは貴族だけが出場できる模擬戦、レーティングゲームの学校を作りたいのだそうだ。それも下級、中級悪魔のだ。
「あ〜、うん、なるほど。それの第三者の意見が欲しいと」
「はい。率直な意見をお願いします」
「う〜ん、情報不足だからなんとも言えないが、もし、オレの想定する最悪が現実となるならやめたほうが良いし、最良が現実になるならあまり賛同はできないな」
「どうしてでしょう?」
「支取の話を聞く限り、できる限り早く、そんでもって規模をでかくしたい。ここまでは大丈夫か?」
「はい、そうです。絶対に必要になってくると思っています」
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