ハイスクールD×D 神様のレシピ
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るホテルのスウィートルームで報酬の確認を行う。
「それじゃあ、いつも通り取り分はオレが7でグレモリーが3で。いつも通りの口座に振り込みで」
「はい、確かに」
「それにしても、悪魔の島の奪い合いにギャンブルが関わってくるとはね。まっ、日本の賭博業界から締め出されたオレにとっちゃ渡りに船だったが」
「今まではあまりお聞きしませんでしたが、そこまでギャンブルがお好きなのですか?」
「いや、手っ取り早く金を稼ぐのにギャンブルが一番だっただけ。で、まあ、オレも若かったものでね、今も若いけど。荒稼ぎしすぎて何処も出禁を食らったんだよ。そんで金に困ってるところに悪魔からのお誘いだ」
「なぜ、そこまでお金を?」
「ウチの爺さん、それに親父が孤児院を作ってね。身内は全員死んで残ったのが結構な数の孤児院とその借金だ。さすがに路頭に迷わせるわけにはいかないからな。年を誤魔化して賭博でなんとかやりくりしてるんだよ。まっ、今回の件で借金も利息込みで返せたし、あと1回か2回もやれば、オレが死ぬまでは金に困ることは無いだろうよ」
「そのあとは、どうされるのですか?」
「そうだなぁ、普通に学園を卒業して、大学に入ってそこらの会社に就職して、まあ、普通の人生を送って死にたいな。今回みたいなギャンブル事なら協力してもいいけどな」
「そうですか。では、次は麻雀なのですが」
「あ〜、すまん。麻雀はダメだ。オレの能力外だ」
「能力外?」
「つまり、種も仕掛けもあるんだよ。オレのギャンブルには」
「それは、一体?」
「何回か仕事を一緒にこなして信頼してるから話すけど、あまり話は広めないでくれ。そんでもって神器とは別のくっだらない能力だ。それでも聞くか?」
「出来れば聞いておきたいです。お任せしたい時が来るかもしれませんので」
「OKだ。まあ、オレはこの能力をこう呼んでいる『10分の1=1』オレは確率が10%までの事象なら確実に当てる事ができる」
「確率が10%。つまりバカラやロシアンルーレットのような、いえ、ですが、何度か外して」
「そう、外して生き残っている。それがオレの能力、そして演技力だ。後者は必死で身につけた。さすがに海外のカジノのブラックリストに載るわけにはいかないからな。ある程度、エンターテインメントに見せかけて一撃で喉元を食い破る。それが今のスタイルだ」
実際にグレイフィアにコイントスを10回させて、その様子を見ずに全て当てたり、サイコロの出目も完璧に当てて見せた事で信じてもらえた。まっ、他にもくだらない能力が1つ、応用が利く能力が1つ、危険な能力が1つあるんだけどな。そこまではまだ信用が足りない。
「というわけで、確率10%までを当てる仕事があればご一報を。世話
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