第3話 スクールアイドル
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「後でちゃんと説明しますから今は大人しくしていてください」
海未に耳元で囁く。
「後1人...わかりました。みんないこ?」
穂乃果はそう言って退出しようとする。と、
「待ちなさい。どうしてこの時期にアイドル部を始めるの?あなたたち2年生でしょ?」
「廃校をなんとか阻止したくて!スクールアイドルって今すごく人気があるんですよ?だから--」
「だったら尚のこと部員が5人以上集まって認めるわけにはいかないわね」
「「「「えぇっ!!!」」」」
「それは....どうしてですか?」
さっきの絢瀬会長の一言に違和感を感じた。
なんていうか...自分の感情でそう言ってるような気がしたからだ
「部活は生徒を集めるためにやるものじゃないわ。思いつきで行動したところで状況が変わるとは思わないわ」
そして絢瀬会長は申請書を穂乃果に突き返す。
ちらっと横を見ると東條副会長は目を瞑っているだけだった。
「こんなこと考えてないで残りの2年、自分のために何をするべきかちゃんと考えるべきよ」
「失礼します」
そう言いって穂乃果たちは退出する。しかし俺は動かない
「?....どうしたんですか?」
「ごめん...先に行ってて」
「...わかりました」
扉が締まるのを確認すると俺はもう一度絢瀬会長を見つめる。
「あなたは確か共学化するための試験生できた生徒よね?」
「はい、昨日は挨拶に行けずすいませんでした。初めまして、自分は笹倉大地と言います。」
しっかりと礼をする
「生徒会長の絢瀬絵里です」
「ウチは副会長の東條希」
2人は立ち、同じく礼をする。
「さっそくで申し訳ないんだけど、来たばかりのあなたはなぜアイドル部に?」
「それは自分にもわかりません。多分勝手に名前を書いたんだと思います。」
「そう.....」
「ですが、絢瀬会長」
俺は彼女を見据える。
「あなた.....自分の感情でアイドル部のこと否定しませんでした?」
「っ!!」
一瞬動揺の目がした。だがすぐにキリッとした表情に戻る。
「それで...?」
俺はさっき穂乃果が申請書を突き返されたときの表情を思いだす。
悲しそうな表情でても震えていた。ことりは俯き涙目になっていた。
海未は唇を噛んでいた。
俺はなんのためにここ来た?彼女たちのそんな表情を見るためか?
違うだろ!!!
俺は......!
『彼女達の側にいてあなたがしたいことをする、それだけよ』
「俺は.......あなたがもし絢瀬会長自身の身勝手な考えで否定
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