第3話 スクールアイドル
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『だって穂乃果も海未もことりも...可愛いじゃないか』
.....///だめです思い出すだけで顔が赤くなってしまいます
「本当に大丈夫ですか?具合悪いのでしたら休んだ方が」
「大丈夫です...大丈夫です」
いけませんね、今は部活中。集中しなくては
私は的前に立ち、”会”まで持っていく。そして的に集中して...
『みんなのハート打ち抜くぞぉ〜?ばぁ〜ん?』
......../////////
矢が的から外れズサッと音がする。
なにを....何を考えてるんですか私は///
「先輩!外したんですか?珍しいですね」
「い、いえ..たまたまです。たまたま」
私はもう一度構え、矢を放つ。
『ラブアロ〜シュ〜ト〜?』
また...外す
いけません!余計なことを考えては....!!
結局あれから一度を的中しなかった。全然集中できません
「海未ちゃ〜ん、海未ちゃ〜ん!ちょっと来て〜....!」
誰かが私を呼んでます。
「ことり....?」
「全く...穂乃果のせいです。全然練習に身が入りません」
「練習に身が入らないのは大地くんのせいじゃないのね?」
「そ、それは...」
「それにちょっとはアイドルに興味があるってこと?」
「や、そ、それは.....」
「ふふ..」
「もうことり、からかわないでください」
「でも、こういうことっていつも穂乃果ちゃんが言い出してたよね?私たちが尻込みしちゃうところをいつも引っ張ってくれて」
昔、高台にある公園の大きな木に登って枝が折れて怖い思いをしたことがありました。
「穂乃果は強引なんですよ。」
「でも海未ちゃん、後悔した事ってある?」
「えっ....?」
あの時の夕日の景色は今でもはっきり覚えています。わたし達はまだ小さかったのでなんでも大きく見えていたこと。あの時だけすべてが小さく見えてたこと。その夕日の景色がとても綺麗だったこと
そして.......
その下で私達を心配そうに見守る『1人の少年』がいたことを...
私の中から何かが落ちたような気がしました
「見て、海未ちゃん」
ことりの視線の先には1人でダンスの練習をする穂乃果がいましま。
初めてなので何度も転んでしまったのでしょう。制服のあちこちに
汚れがついています。
「私....やってみようかな...スクールアイドル。海未ちゃんはどうする?」
「え?」
「ふふっ」
「わ、私は......」
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