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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十七話 イゼルローン要塞に赴任なのです。
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てきてもらおうか」


 ハーメルン・ツヴァイ艦橋上――。
■ ティアナ・フォン・ローメルド少尉 索敵主任
 ふ〜。たいくつだわね。フィオはああやって喜々として任務に就いているけれど、私なんか索敵主任だもの、平素はあまり仕事はないのよね。まぁ、最もレーダーなどの通信装置の手入れは欠かしてないけれどね。
 ま、考えてみればフィオと同じ艦に配属されたのはラッキーだったわ。ここに来た当初はなんだか知らないけれど、やたら兵隊に絡まれる日々。それもフィオと私とがぶちのめしたり半殺しにしたりしたから、だいぶ下火になったけれどね。ま、女をなめるとああいうことになるってのよ。それだって私たちは100万分の1も本気で相手してないし。

「みんなそのままで聞くように!!」

 あ、ベルトラム大尉じゃん。・・・・・って、えええええ!?!?
 あそこにいるのって、ラインハルトとキルヒアイス!?あ、向こうも気が付いた。こっち見て目、見開いてる。あ、でもそうかそうよね。原作だともう二人が赴任してくるころ合いだものね。それにしてもアレーナさんも強引よね。マインホフ元帥の力を借りて、半ば私たちを強制的にハーメルン・ツヴァイによこすなんてさ。そりゃ確かに私たちがいれば護衛として役立つかもしれないけれど、原作の時だってラインハルトは見事にクリアしたんだもの。大丈夫だと思うけれどなぁ・・・・。


その夜――自室にて。
■ ラインハルト・フォン・ミューゼル
 驚いた。まさかフロイレイン・ティアナとフロイレイン・エリーセルが赴任しているとは思わなかった。どうも知っている者と勤務するのはやりにくくてしょうがないな。だが、それはそれこれはこれ、だ。軍務に励むとしようか。
 予測していたことだが、やはり俺たちは子供だと思われている。癪に障るがそれが一般の者の思うところだ。俺は別に気にしていない。そのような心情など功績を立てれば見方は変わるものだ。今は経験を積むことに専念しよう。
 艦を見て回ったが、よく手入れされている。訓練が行き届いている証拠だ。だが兵の士気はあまり高くはないな。副長も平素はよく部下たちになつかれているようだが、さて、これが戦場に出れば果たしてどうなるかな・・・・。

■ ジークフリード・キルヒアイス
 まさかフロイレイン・ローメルドとフロイレイン・エリーセルのお二人がいらっしゃるとは思わなかったが、これは心強い。聞けば赴任してまだ3か月ほどのようだが、早くも古参少尉のような雰囲気を漂わしている。しかし、女性士官の軍服を初めて見たが、あれは誰がデザインしたのだろう?やたら刺繍がしてあったけれども。
 艦上の雰囲気はお二人を除いては、やはりラインハルト様には冷たい。それはラインハルト様もよく理解して居られていて、気にするなとおっしゃってくださる
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