暁 〜小説投稿サイト〜
ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十六話その3 女性士官学校の生活のほんの一部です。
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という残念な悲鳴があちこちから沸き起こった。二つの筒が開け放たれ、それぞれの「選手」が出てきた。どちらも入る前と後で表情も服装の乱れも何一つ変わっていない。
「流石は教官です」
フィオーナはにっこりした。
「まだまだ私にはかなわないなぁと思いました。あのまま推移していれば、私は確実に負けていました。と、いいますか、損害数で負けてますね。私」
ディスプレイ上には、フィオーナ艦隊の損害率38,9%、イルーナ艦隊の損害率34.8%となっている。
「いいえ、あなたの艦隊再編成の迅速さも見事だわ。さすがはフィオーナ、前世からの迅速な部隊展開と的確な火力の集中戦法は相変わらず健在ね」
前世に置いてフィオーナは自軍を指揮し、4倍の敵と互角以上の戦いを展開したこともある。どちらかと言えばフィオーナは「守勢」が得意であり、その点では鉄壁ミュラーに似ている部分があるかもしれない。
対するに、とイルーナは近寄ってきたティアナを見た。彼女自身はその性格が示す通り「機動性をいかした攻勢」が得意であり、その点では、疾風ヴォルフとビッテンフェルトを合わせたような特性を持っている。
まさに「静」と「動」である。願わくばこの二人がロイエンタールやミッターマイヤーのように双璧たるポジションでラインハルトを支えていってほしいと思うイルーナだった。
それにしても、とティアナは思う。あの二人は全然本気を出していなかった。どっちもだ。子弟なのだから腹の探り合いなんてしなくていいのに。それとも、ギャラリーがいたからなのだろうか。
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