プロローグ
[1]後書き
ある夏の暑い日、三人の魔女―霧雨魔理沙、パチュリー・ノーレッジ、アリス・マーガトロイドは、
霧雨魔法店へと集まっていた
「ねえ、なんでこんな蒸し暑い日にこんな蒸し暑い所に来なきゃいけないの?」
そうパチュリーは言った。それもそのはず今の気温は36℃、そしていつもどこか蒸し暑い霧雨魔法店、パチュリーがダレるのも分かる。
「いいじゃねーか!新しい魔法が完成したんだぜ!」
そういうと魔理沙は二人が来る前から書いていたであろう、魔法陣を得意げにみせた。
「んー?外の世界に関係ある魔法みたいねぇ・・・」
「さっすがアリス!なんで分かったんだ?」
魔理沙が質問する。それをアリスは魔法陣を指差しながら説明した。
「まず形、文字が単純だわ、だけど転移距離が長くそこはかなり複雑、という事は月や外の世界くらいしかない、あなたの性格を考えれば月に何か送る・貰う(盗む)事はあまりない、だから外の世界、違う?」
「あたりだぜ!っつー訳で『外の世界の物を拝借する君第一号』!稼働させるぞー」
魔理沙が長いしダサい信じられないネーミングセンスの魔法陣を稼働させようと必要な物を出す。
「何これ・・・」
「信じられない・・・」
と二人はちょっと身を引き魔理沙を見た。それもそのはず、必要なものとして出てきたのはなんかの牙やら爬虫類の死体やら血やら普通の人では考えられない物を次々と出していった。
「さあはじめるぜ!」
と本人はものともしない笑顔で二人を催促した。
「「もう分かったわ、やればいいんでしょ?」」
「おう!ちょっと魔法陣触って魔力注ぐだけだから!今度こそはじめるぜ!」
魔理沙の言葉で三人は力を注いだ。すると魔法陣は光輝いて三人を飲み込んでいった。
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「ちょっ!?」
そして三人の姿はなくなりあとに残ったのは静寂だけだった。
[1]後書き
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