アグレッシブガールの本気。
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「やっほー!いつもニコニコ!貴方に這い寄るランちゃんでーす!」
「……。」
俺たちは相変わらずのハイテンションのランをしげしげと見ることしか出来なかった。
ここはブラックベリーギルド総本部のギルドリーダーの部屋。そこで決めポーズまでしてドヤ顔しているヤツがここにいた。
……分かっていたじゃないか。ランはこういう人間だって。だけどやっぱりこうツッコミたくなる。
「何やってるんだ……『鮮血』……。」
「だから『鮮血』じゃないよ!フォルツ!もっとこうあるでしょ!」
「……何がだ……。」
「こう!ガッツ溢れる言葉が!」
「……。」
もう突っ込む気力も無くしてあきれながらランを見る。するとランはニコニコしながら机に座ると本題!と言ってきた。
「それで?どうしたの!わざわざこんな本拠地まで来て?」
「話してもいいのか?」
「5秒以内で!」
「は?」
「4、3、2、1、0……はい!終了です!お疲れ様でした!」
「……要件はな。」
だめだ。無視しよう。あっちのペースに引き込まれない様にする為にはこっちのペースで話をする。それしかない。
俺ははあ、とため息をつきながら。
「七つの大罪という集団を調べて欲しい。」
「ふむふむ。」
「とりあえず三体は始末した。アスモディウス、レヴィアタン、マモン。それ以外で頼む。」
「ふむふむ。」
「それと……。」
「ふむふむ。」
「……おい。聞いてるのか?」
「ふむふむーーー!」
ランはそう言って机から飛び降りる。フォルツはそれを見て再びため息をついた。
そのやり取りを見てアリスとニナはヒソヒソと話をする。
「……あれ。会話成り立ってるんですか?」
「さあ?どうだろうね。」
ニナは興味なさげにランとフォルツを見てふわー。とあくびを1つつく。
「それにしても……すごいですね。フォルツの人望は。」
「ん?」
アリスは興味深々にフォルツを見ると指で数えながら話し始めた。
「紅蓮の帝ゼツにトリニティのライト、リン、サナ。それに学園のヒカルにギルドのリーダーランにまで……。本当にすごいメンバーだらけですね。」
「まあ、流石だよね。
……まあほとんどあいつのおかげだけど。」
「……え?」
ニナのあいつの言い方に疑問を持ったアリスはニナに問いただす。
「ひょっとして……マモンの時に出てきた『スノードロップ』って人と関係があるんですか?」
「それはだね……。」
そう言って話そうとするとランとフォルツの話は終わったらしくヒソヒソと話していた2人の元にやってきていた。
「……終わったぞ。」
「いえーい!しゅーりょーでーす!お疲れ様でした!しょわっち!」
見ると話疲れたのかフォルツはぐったりとランは
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